横須賀


2012年11月25日

三連休の最終日、よく晴れた天気に誘われて
横須賀まで足を伸ばしました。
横須賀と言えば横須賀カレーでしょ、
それに港のヨーコよこはまよこすかー♪って、古くないか?
往路の電車の中でガイドブックを精査して
どぶ板通りと言う面白そうなところと
YOKOSUKA軍港めぐりと言う面白そうなクルーズ、
戦艦三笠を展示してある記念館「三笠」に目をつけました。
とくに軍港めぐりなんて面白そうじゃないですか。
米海軍と海上自衛隊の艦船を船上から見学出来るらしいです。
是非!

はるばる到着した京急横浜中央駅。
横須賀は大変大きな町です。
駅もでっかい駅でした。
この駅は名前の通り横須賀の町の中心部にある駅ですね。
JRの横須賀駅は町外れにある印象です。
(行ったことないけど)

市内中央部の道路には車も人もひっきりなしに走っています。
写真では車も人も少ないように見えますが
このときはちょうど空いているときです。

とりあえず現地に着いたらお昼を食べる、と言うのが最近の僕たちの決まりでして
電車の中でガイドブックで見た「鳥の巣、横須賀店」を選んで行ってみました。
そうしたらこれが大正解でして
僕が海の幸狙いでたのんだ「お刺身定食」が絶品でした。
あれなら他のメニューも美味しいに違いありません。
ご飯も盛りが良かったしおかわりも自由でしたし
リピートしたく成っちゃいました。

嬉しい昼食のあとはどぶ板通りを目指します。

どぶ板通り、ずいぶんな名前の通りですね。
どぶ板通りは日曜日の昼間から賑やかになるところではない様子で
所々にあるパブやバーは
まだシャッターが降りていて開店していません。
きっと夜になると様子が一変するのだと思います。
それでも米兵と思われる外国人がところどころに歩いています。
外国人の家族連れも見かけました。
きっとご主人が横須賀の基地に赴任して
家族で住んでいるんですね。
お気の毒なことです。
日本もはやく国防軍を作って
米軍さんには自国にお引き取りいただきたいものです。

このどぶ板通りにはアメリカから
輸入したと思われる雑貨を売っている店や
米軍払い下げと銘うったジャンパーや
軍用を思わせる洋服を売っている店が軒を連ねています。
そういうのが好きな人にはたまらないでしょうね。

どぶ板通りを通り抜けて
少し歩いてYOKOSUKA軍港めぐりの
切符売り場を目指すことにします。
このYOKOSUKA軍港めぐりは
下の写真の汐入埠頭を出港したあと
画面右奥の航空母艦専用埠頭の12号バースの前を通過して
アメリカ海軍横須賀海軍施設を横に見ながら
海に出たあと左に進んで海上自衛隊司令部と護衛艦を見て
自衛隊病院などを船上から眺めて
出発した埠頭に戻る45分のコースです。
すごい楽しそうです。

YOKOSUKA軍港めぐりの汐入桟橋には長蛇の列が出来ていました。
ところがこのコースを楽しそうだと考える人は
僕だけじゃなかったみたいで
YOKOSUKA軍港めぐりはすべて予約で満席状態で
もうチケットは買えないことがわかりました。
残念なことです。

ところで埠頭から見えるだけでも戦艦みたいなものが見えて
ここが軍港であることを教えてくれます。
上の写真のほぼ中央部に空母みたいな形状の船が停泊しています。
これは海自の誇るヘリ専用の空母、「護衛艦ひゅうが」なんですね。

艦橋右に寄ってるし、どう見ても空母でしょ。ヘリ専用ですけどオスプレイなら発着できますね。頼もしいです。

波止場から見える自衛隊の艦船だけでもすごい迫力です。
さらに画面の右端には潜水艦が二隻停泊しています。
びっくりしました。
あの船、潜るんですよね、すげえ。

どう見ても潜水艦に見える物体が二隻。イ号潜水艦かな。ふ、ふるい!
日の丸と日章旗が立っていたので海自の潜水艦ですね、きっと。


帰ってきたYOKOSUKA軍港めぐりの船
ひゅうがと潜水艦に見とれていたら軍港めぐりの船が帰ってきました。
そのうち一度は乗りたい軍港クルーズですが
狭い船上に山盛りの人たちを見ると
なんだか奴隷船に乗せられた人たちを見るようで
ちょっとわびしかったです。
ちょっと乗せすぎだと思います。
ナイアガラの霧の乙女号もあんな感じですね。

軍港めぐりの船にはそのうち乗ることを心に誓って
汐入埠頭を離れます。
隣接するショッパーズプラザ横須賀の建物を横断して
町に戻ることにしました。
店内には面白そうな百均やトヨタ車の展示会などが催されていて
寄り道処には事欠きません。
中でも建物内の広場で行われていた
地元吹奏楽団の演奏に出会ったのは望外の喜びでした。
いろいろなドラマのテーマ曲などを次々にメドレーで演奏してくれて
会場の人たちを魅了していました。
僕たちも数曲を楽しませていただきました。

ショッパーズプラザ横須賀で見た吹奏楽団
しかし僕たちはこのあと
記念館三笠に遊ぶ予定ですので時間がありません。
曲の切れ目にその場を離れ一路三笠を目指したのであります。
三笠に向かう途中で広大な敷地を擁する神奈川歯科大学を見ました。
大学は近代的な建物が並んでいてとってもかっこよかったです。
横須賀のような都会に隣接して大学があったら
楽しい大学生活だろうなって思いました。
筆者の大学は田舎にあったのです。

神奈川歯科大学
とりあえず自分に関係ない神奈川歯科大学の前は通り過ぎて三笠に向かいます。

皆様ご存じの通り戦艦三笠はあの日露戦争の日本海海戦で
日本がロシアのバルチック艦隊を破ったときの旗艦であります。
全軍は三笠の司令長官の命令のもと作戦行動を行いました。
三笠は退役後この地で記念館として保存されているわけですね。

記念館三笠は明治時代の船としてはずいぶん迫力のある船でした。
乗船のためにチケットは10メートルくらい離れた隣の建物で求めます。
この日は団体さんがいらしていて僕たちは
その人たちに混ざって見学しているような感じになってしまいました。
でもどうやら毎日こんな感じで団体客が来ているようです。

船の中には展示室や講堂などがあって三笠の業績を説明しています。
講堂では戦艦三笠が大正15年にこの地で記念艦三笠にされたあと
敗戦後甲板上の構造物が撤去されて
娯楽施設などが作られた悲しい歴史について説明がありました。
そのご有志の努力で昭和36年に昔の勇姿が復元されたのだそうです。
甲板より下の大部分は昔の構造が残っていたみたいで
船尾に保存された司令長官のプライベートスペースは圧巻でした。

船首から艦橋を見る。家族連れでいっぱいの甲板。
こんにち、船は地上の建造物として存在するのみですが
右舷には海水が接しているので甲板から海を見下ろすと
あたかも船が海に浮かんでいるかのようで臨場感たっぷりです。

三笠艦内をくまなく見学して満足した僕たちは
遠い復路を思い出して早めの帰り道に着いたのでありました。
横須賀、美味しかったし面白かったです。
それにしてもYOKOSUKA軍港めぐり、乗りたかったぁ!
きっとまた行きます、横須賀。

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