渋谷



2008年12月29日


渋谷
本年最後の町歩きは渋谷に行ってみることにしました。
渋谷は何度も経由したことはあるのですが
この町に出たことは数えるほどしかありません。
しかし今年は副都心線も開通して
渋谷には一直線で行けるようになりましたので
これからはもっともっと渋谷の人にならなければ、ですね。

ところで副都心線の渋谷駅は
偉い建築家の設計で独創的な構造が見る者を楽しませます。
そんな変わった構造が地下鉄の駅に必要なのかは疑問ですが
それを言っては無粋というものですね。
建築家ってどうしてもデザインしたくなるみたいですね。

ところで最近は駅のホームと線路の間に壁が設けられて
電車が止まるとドアの部分だけが開くようになってきています。

最近よく見るホームと線路の壁
ホームからの転落事故を防ぐために作られているようですが
中には突然通り魔にホームからおとされる事件もありますので
ちょっと過保護な印象もありますがあのような壁も必要なのでしょうね。

ところで大規模な地下鉄渋谷駅は
地下空間ながら幾重にもレールがスイッチするところが見えて興味深いです。

こんなに広々した地下鉄ははじめてみました。剛性は大丈夫なのか?
起点駅で終点駅で各駅停車と急行とが混在しているから
沢山のレールが必要なんでしょうね。

地下鉄渋谷駅構内をしばらく歩いて有名な109の前に出ます。

真ん中の円筒形のビルが渋谷109ですね。
聞くところによるとあのビルは若い女の子のためのビルのようですから
当方には無縁のところですね。
その隣には鯨を食べさせてくれる「くじらや」と言う珍しい店があります。
今回はここはパスして東急デパートの一角に陣取る
渋谷Bunkamuraに向かいます。
いえ、別に見たい映画があった訳じゃありません。
ただBunkamuraが見たかったんですね。
ミーハーなんですね。

Bunkamuraの入り口ですね。
家人は何度も来ているBunkamuraですが
小生は何故か今まで一度も来たことがありませんでした。
でも一度来たらすっかり気に入ってしまいました。
内部は落ち着いていてお洒落な雰囲気で特に本屋さんには
珍しい本がいっぱいで僕たちはまるでトラップにかかったみたいに
この本屋さんから出られなくなってしまいそうなのでした。

特に僕の目を惹いたのが
「図説漫画の歴史」河出書房新社と
「怖い絵2」朝日出版社の二冊です。
「図説漫画の歴史」は小生のような漫画読みには
堪えられないかつ必携の教養書のように思えます。
一家に一冊は欲しいところですね。
「怖い絵」の方は本の中で取り上げてあるファンエイクと言う人の
「アルノルフィニ夫妻の肖像」という絵に目を奪われました。
と言うのもこの人の絵が以前よく見ていた
「デスパレードな妻達」の扉のアニメーションに使われていたからなんですね。
以前からあの不気味な雰囲気の絵はどこから来たのか
出典に興味を持っていたのです。
家で「デスパレードな妻達」を見直してみたら
確かに扉の一部は「アルノルフィニ夫妻の肖像」をモチーフにしたものでした。
今見ても不思議な扉です。
ただほかの未知の絵もまだ使われていますので
今後はそちらにも注意を払っていきたいものです。(なぜ?)
結局この二冊を購入して本屋さんのトラップから逃げ出したのでありました。

僕たちはこのあとNHK放送センターにまわりこんでみました。

そびえるNHK。これでもかって感じです。
ちょっと見学なんか出来たらいいなって思っていたんですけど
どうやら唯一の見学コースのスタジオパークはお休みで
ほかの施設は端から見せる気がないような雰囲気でした。
年末だからなのかいつもなのかは分かりませんでした。
敷地内は翌々日の紅白歌合戦に向けて
少しずつ緊張が高まっている感じでしたね。

放送センターが空振りでがっかりした僕たちは
このまま代々木競技場を通り抜けて
原宿方面に抜けて帰ることにしました。

原宿から見る表参道は既にクリスマスの飾り付けから抜け出して
新年バージョンの日の丸が随所に掲げてありました。

表参道は相変わらず人であふれていました。
帰り道の途中地下鉄の定期券販売所を見かけましたので
ここで2009年の東京メトロネットワークカレンダー(350円)を購入しました。
大判の都内の地下鉄の見やすい地図です。
大きすぎるのが玉に瑕ですね。
カレンダーを購入したとたん小生は
折り目を付けないようにカレンダーを家まで運ぶ人になってしまって
このことに集中するあまり帰路のほかのことはあまり覚えていないのでした。
寝てた?まさか。

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