羽田




2010年11月07日


羽田
羽田空港が国際空港になったというので一躍脚光を浴びています。
そりゃそうです、成田空港に比べて都内に近いですからね。
むかし筆者が若い頃は東京国際空港と言えば羽田空港のことでした。
知り合いが海外に行く時なんかはこの空港で見送りをしたものです。

小生がはじめて海外に旅行したのは今から26年前です。
成田空港からシンガポールに行きました。
そのときは既に羽田空港は国際空港ではなくて国内線中心の空港でした。
台湾にだけ空路が開かれていました。

成田空港は開港当初から色々な問題を抱えている空港だったと思います。
都内から遠くて不便だし成田三里塚闘争がありましたからね。
長い間、見学者の来訪を許さない空港だったですね。
(今は見学できるようですね)
それに比べて羽田空港は近くて見学自由ですから人気が出るわけです。

そこで僕たちも新しくなった羽田を見学してみることにしました。
品川から京浜急行で国際線ターミナル駅まで13分、
驚きの至近距離であります。
国際線ターミナル駅のホームは広々としてぴかぴかで
もう既に空港にいるみたいです。

ホームの壁には上海やカナダやロサンゼルスの宣伝ポスターが貼ってあります。

通路の途中には飛行機の
出発と到着の時刻表が掲示されていて気分が盛り上がります。

多くの発着便ですがこれでだいたいお昼から翌朝8時までの分です。これから増えてゆくんですね。

なんだか自分が外国に行くみたい。
本当に外国に行く人はそんなこと思わないですね。

長いエスカレーターを登り切ると広い国際線出発ロビーに出ます。

真新しく広々とした国際線出発ロビー。

大勢の人が歩いています。
ただ国際線のロビーにつきものの
大きなスーツケースを持った人があまりいません。
みんな小さなハンドバッグやショルダーバッグです。
それはとりもなおさずこの人達が海外旅行者ではなくて
空港見学者だと言うことを示しています、きっと。
自分もそうだから分かるんです。

ショップが充実しているのがうれしい羽田空港です。

ここからさらに上の階に進むとショップやレストラン、展望デッキがあります。
せっかく空港に来たんですから
展望デッキで飛行機を見たいじゃないですか。
それでとりあえず展望デッキまで進んで飛行機を眺めます。
ところが展望デッキは大混雑でなかなか飛行機が見えません。
展望デッキは我々のように新しい羽田空港の見学者で一杯です。

展望デッキは定員オーバーでした。見えないって!

それでショップとレストランにも行ってみました。
ショップとレストランのフロアも見学者と思われる人たちで一杯です。

凄い人混みです。何かあったのかと思うほどです。

おみやげ物屋さんとか本屋さんとか
眼鏡屋さんとか洋服屋さんとか色々なものを売っています。
それにしても搭乗前にめがねを作る人がいるのでしょうか。
レストランはどの店も長蛇の列が出来ていました。
仕方なくお弁当屋さんでお弁当を買って
その辺に腰掛けてお弁当を食べている人たちを見ました。
羽田空港はもっと見学者の便宜を図るべきですね。
どう見ても仕事や旅行で空港を利用する人より
新しい空港の見学者のほうが多いですからね。
チェックインのカウンターなんかがらがらでした。

飛行機のチェックインはこちらですよ。

昔と違って海外旅行が珍しくはない現在において
新しい空港の開港がこれほど人気が出ることに驚きを感じます。
もうみんな飛行機なんか見飽きたでしょうに
何で新しい空港なんか見に来るのでしょうか。
ふしぎです。
僕たちは面白そうだから来たんですけどね。

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