明治神宮



2008年12月07日


明治神宮
地下鉄の副都心線が開通してから
筆者の住む地域からひとあしで行けるところがずいぶん広がりました。
新宿、渋谷に線路が繋がっているというのは
なんだか面映ゆいくらい嬉しいことです。
だって新宿と渋谷ですよ、お客さん。
なぜ呼び込み風?

渋谷の手前に明治神宮駅があるのを発見した小生は
子供の頃初詣で行った明治神宮に是非行ってみたくなったのです。
あの頃はほんの子供でいやがる兄たちに無理を言ってついて行って
途中で眠くなってしまってずいぶん彼らを困らせたものでした。
いやあ、懐かしい思い出です。
そういうわけで久し振りに明治神宮に行ってみることにしました。
今回は筆者の単独行です。

副都心線明治神宮駅改札口。
副都心線の明治神宮前駅で降りて
地上に出て明治神宮を目指します。
歩道橋からJR原宿駅が見えます。

おしゃれな原宿駅。
原宿駅は非常に瀟洒な建物でありまして
1997年には関東の駅百選に選ばれたほどです。

この駅のすぐそばに明治神宮の参道があります。
つまり青山の方からつながってきた表参道は
ここまでと言うことですね。
ここからは明治神宮内部の参道になります。
まずは大きな鳥居を一つくぐります。

鬱蒼とした森の中に入ってゆくようです。
ここからは南参道と呼ばれる参道です。
参道には細かい砂利が敷き詰められていて
少々歩きにくいです。
ハイヒールの女性にはつらいかも知れません。

参道の途中に寄付された
日本酒とワインの樽が展示してありました。



日本酒はともかくとして何故ワインなのか不思議ですが
同時にこんな路端に展示しておいて
ワインとしての品質は大丈夫なのか
という疑問もわき起こります。

南参道を進んでしばらくすると左に折れて
二つ目の鳥居(大鳥居)をくぐります。

この辺りまで進むとずいぶん参拝客が多いことに気がつきます。
参拝客は多いのですけど参道が長いので
歩いているときはばらけていてわかりにくいのですね。
よく見ると外国人が多いのにも驚きます。
明治神宮の和風な感じが好まれるのでしょうか。
この辺だけで原宿という現代日本のポップの代表のような町と
明治神宮というメジャーな神社を体験出来るわけですから
旅行者には美味しいでしょうね。

遙か向こうに大きい看板が見えてきます。
近づいてみると五箇条の御誓文が書いてありました。

そういえば五箇条の御誓文は明治天皇が発布された物でしたですね。
中学の時覚えましたよね、忘れたけど。

この看板のところを右に折れて
さらに進むといよいよ三つ目の鳥居があります。

参道はこの鳥居までです。

回廊の一部にもなっている門をくぐると
社殿前の広場があり正面に目指す明治神宮社殿があります。

いよいよ明治神宮に到着です。参道長いです。

おりしも回廊をしずしずと進む集団があり
よく見るとどうやら婚礼の儀が執り行われたところのようで
大きな赤い傘をかざされた新郎新婦が
広場を横切りおそらくは披露宴の会場に向かう列を
見ることが出来ました。

厳かなあたりをはらう婚儀の列でした。
婚礼の列にしばし見とれたのち
広場を進むと今度は七五三の人たちを見ました。

振り袖姿の女の子が本当に嬉しそうでした。
小さな女の子が和服を着て嬉しそうに歩いています。
その回りを外国人の女性が
これまた嬉しそうに写真を写しています。
微笑ましい風景なのでした。

これこそが明治神宮です。

いよいよ社殿に上って参拝です。

あちら側に光があふれているように見えます。
賽銭箱の向こうに社殿が建っていて
差し込む日差しが社殿を神々しく感じさせます。

一般参拝客はここまでですね。
参拝者が多いゆえの賽銭箱の大きさに
たじろぎながら貧者の一灯を入れて
明治天皇のお心の広さにすがって熱心に拝みます。

こうして心洗われた小生は明治神宮参拝という
この日の目的を達成して家路についたのでした。

戻る




戻る