下赤塚大山



2008年11月30日


下赤塚大山
寒くなってきたので
北の方に遊びに行くのはつらいと考えまして
我が家よりも南に遊ぶことにしました。

そこで今回は下赤塚と大山、豪華二本立てです。
まあ確かに我が町よりは南ですね。
下赤塚には赤塚大仏と呼ばれる露天の大仏があるのが有名です。
昔一度見に行きましたがその頃はデジカメもなかったし
どんな大仏だったかすっかり忘れてしまいました。
忘れっぽいんですね。
また大山という駅を降りると
大山ハッピーロードという商店街があるのだそうで
ここにも行ってみたいものです。

下赤塚の駅は東上線成増駅から池袋方面に走ってひとつ目の駅です。

都内にありがちなごく小さな駅です。
東上線の成増池袋間は各駅停車の電車しか止まりませんので
大きな駅である必要はないのですね。
都内の私鉄駅は小規模な駅が多いですね。

下赤塚駅を降りて赤塚一番街という商店街に入ります。
歩き始めるとすぐのところに衣料品の安売りの店「のとや」があります。

下赤塚駅そば、「のとや」。
「のとや」は想像を絶する安売りのお店でありまして
ジャケットやズボンや靴下や下着などいろいろな衣料品が山積みされていて
その一つ一つが目を疑うような安さなのです。
とにかくすごいです。
しばし店内をのぞき込んで山積みにされた商品の一つ一つの値札を見て
驚き魅了されます。
とりあえずあれもこれも買っておこうかという気分になります。
しかし僕たちは赤塚大仏を見に来たのだと言うことを思い出しました。
惹かれる後ろ髪を断ち切って「のとや」をあとにしたのでありました。

赤塚大仏を擁する乗蓮寺は
赤塚駅から歩いて10分ほどのところにあります。
この町は意外にアップダウンが激しくて
ここまで歩いてすっかり疲れてしまいました。
それにお昼時ですし何よりお腹が空いてしまいました。
途中美味しそうなおそば屋さんや
お寿司屋さんをお見かけしましたが
準備中だったり近づいてみたら閉店して廃墟になっていたりで
このままだと昼食難民になりそうな予感です。

それでもとにかく大仏を見てから考えることにして
このまま乗蓮寺に向かうことにしました。
乗蓮寺に着くと昔訪れたときのことが少し思い出されます。
広い階段を上るときに銀杏の葉が
沢山散っていた光景が思い出されます。

銀杏の葉が散りつもる境内への階段。
そうしてみると前回ここに来たときも秋だったんですね。

大仏様は阿弥陀如来でありました。

こちらの阿弥陀像は上品上生の印を結んでいました。すごく偉い人の印ですね。

ところで赤塚大仏(東京大仏)は
筆者が記憶していたよりもかなり大きくて
高さ4メートルくらいかなって思っていたら
8.2メートルって言うじゃないですか。
全くどこまで記憶が曖昧なんだか、
情けないことです。

大仏の奥の方に我慢の鬼と名付けられた鬼の石像がありました。

何のために我慢しなければならないのかが問題ですね。
どんなことでも我慢して耐える鬼の像なんですが
どんなことでも我慢することが良いこととは到底思えない小生は
この石像に手を合わせる気にはなりませんでしたね。
我慢しないで新しいデジカメ買っちゃうもんね。

大仏のすぐそばに天保飢饉供養塔がありました。

天保飢饉は1833年(天保4年)から4年に亘る大飢饉だったそうです。
当時の乗蓮寺の住職が寺内に飢饉の死者を埋葬したことから
この供養塔が出来たようなんですね。
170年前の供養塔なんてすごいですね。

さていよいよ本堂に向かいます。
ていうかまだ本堂に参拝してなかったのか。

堂々とした乗蓮寺。境内に大仏があるだけあります。
乗蓮寺の本堂は昭和46年に現在の地に移転された関係で
まだかなり新しい感じです。

本堂へのお参りも済んで心清められてお山を下りてきます。
とたんにお腹が空いて参りまして
いよいよどこかでガソリンを補給しなくてはなりません。
駅への帰り道に魚金寿司という
お寿司屋さんを見つけましたので近寄ってみると
ランチの寿司が680円というリーゾナブルなお値段です。
いいんですかぁ?と言うお値段です。
早速入ってランチの握りを二人前お願いしました。
これがなかなか。
美味しいお昼を頂きました。

お腹もいっぱい幸せな気持ちになって下赤塚の駅に戻ります。
ここからさらに南下して次に目指すのは大山駅です。

やっぱり小さい都内駅
大山は古くから駅前商店街が有名で
テレビの取材などもずいぶん来るようです。
商店街は線路を挟んで
遊座大山とハッピーロード大山があるようです。
まずは遊座大山を散策します。
喫茶店やお菓子のお店など面白そうなお店がいっぱいです。

こんな商店街のそばに住みたいものです。

線路を越えたハッピーロード大山は
アーケードが充実していて見応えがあります。

踏切の向こうは憧れのハッピーロード大山ですね。
道路が適度に狭くて(狭すぎです)
そのうえあちこちに止められた
駐輪自転車の効果もあって大混雑です。
混んでいる方がさらにお客さんが集まる
という傾向もあるような気がします。

お店の種類は雑多で
薬屋、本屋、ケータイ電話屋、衣料品店、総菜の店、園芸店、・・・
何でもありですね。
ジモティのための商店街なわけですね。
当たり前ですね。

ちょっとあれなくらい混雑していますね。あれって?

人混みをかき分けて500メートルほど進むと
川越街道に出ましたので踵を返して大山の駅に向かいました。
逆方向から見るとまた新たな発見があるものです。
観察力がないだけかも。
途中で賑やかな音楽が聞こえてきて何かと思ったら
カーニバルの紛争をした一団が
列を作って商店街を練り歩いているのです。



結構驚きましたですね。

こうして一度は見ておきたかった大山ハッピーロードに遊べて
満足して帰路についたのでした。

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