湯島天神から不忍池




2006年01月03日


湯島天神から不忍池
湯島天神は有名な天神様です。
聞くところによると日本三大天神様は福岡の太宰府天満宮、
大阪の北野天満宮、鎌倉の荏柄天神社だそうです。
湯島天神は三大天神様には数えられていないようですが
都心にあるせいか受験生とその親には絶大な人気があります。
我々も湯島天神に参拝することにしたのでした。
だるまを一つ買いたかったのです。

東京メトロ湯島駅。目立たないですね。

東京メトロの湯島駅下車でお巡りさんの誘導に従って
湯島天神に到着します。
参道につながる道路は参拝の人たちで大変な人出でありました。
見るとみんな受験生というわけではなさそうですが
やっぱりかなりの比率で受験生とその親が
混じっているものとお見受けしました。

いよいよ鳥居は目の前です。盛り上がって参りました。

ところで湯島天神の鳥居のすぐ左側には
屋台の列ができておりましてたこ焼きとかチョコバナナとか売っております。
僕たちがそこにさしかかったときは既にお昼時を過ぎていましたので
ちょっとだけ食指が動いたのですが
参拝の後ちゃんとしたお昼を食べるためにここは我慢をしたのでありました。
ここでちょっと食べるとお昼が食べられなくなりそうでしたからね。
小食の人間の悲しさですね。

画面中央右の建物は湯島プラザホテルです。
以前岩崎邸に行ったときこの建物を反対側から見ています。

鳥居をくぐると更に混雑は増してきます。
境内ではありますが右手にいくつかの屋台が出ています。
だるまも売っていますが列を乱すのもはばかられて
ここでは思うようにゆっくり買い物が出来ません。
かくして列の流れに従って賽銭箱に向かったのでありました。

参拝をすませたらさっさと帰ってくださいという看板。

無事に参拝を済ませて本道の脇に回り込むと
そこには沢山の絵馬がかけられていました。
大学受験、高校受験、中学受験などのいろいろな受験生が
志望校合格を願って書いた絵馬が描けてあります。
天神様もこれだけいろいろお願いされては
対応しきれないのではないかと心配になります。

鈴なりの絵馬。みんな受かると良いね。

境内から出たところでだるまを一つ買いました。
だるまは赤いだるまと白いだるまがありました。
この両者はどう違うのかと眺めていたら
「赤いだるまと白いだるまはどう違うんですか」と
聞いているお客さんがいました。
売り子のおじさんが
「赤いだるまは願い事全般で白いだるまは試験合格を願うためのものです。」
と答えていました。
なるほど白いだるまには大きく合格と書いてあります。
それで僕たちは白いだるまを買うことにしたのでした。
このおじさんは別の若い女性のお客さんに
「願い事がある人はこのだるまの片方の目に黒目をかいてあげて
 願い事が叶ったら残りの目に黒目を書き足してあげるんだよ」って
教えてあげていました。
お客さんは
「ふうん、そうなんだ」と言ってだるまを買っていきました。
だるまの使い方を聞いて買う人をはじめてみました。

だるまを買って僕たちは急にお腹が空いてきました。
もう一刻の猶予もありません。
でもお正月の三日ですからなかなか開いているお店はありません。
そこで以前から行ってみたかった
ホテルソフィテルと言うところに行ってみることにしました。
ホテルソフィテルは不忍池に面した異形の建物であります。
その2階にレストランプロバンスがあります。
ここで美味しいランチをいただいたのでありました。

ホテルソフィテル玄関。道路反対側から。

お腹が一杯になって幸せな気分になった僕たちは
久しぶりに不忍池に行ってみました。
不忍池から見たホテルソフィテルは
ひときわ高層の異様な建物であります。
誰か止めなかったのかという感じの建物ですね。
聞けばこれはメタボリズムと言う建築思想に基づく建物なのだそうです。
偉い人の考えることはわかりませんですね。

ホテルソフィテルここにあり。

不忍池の中程には弁天堂があります。
こちらにも初詣の人が大勢いらしていました。
僕たちはよその初詣の帰り道ですからここではお参りは遠慮します。
お金ないし。

不忍池弁天堂。こちらは裏側ですね。

この後僕たちは御徒町まで歩いてその後別行動となりました。
家内は買い物に筆者は秋葉原電気街に
それぞれ別々に心弾む夕方の散歩をしたのでありました。

秋原巡回をすませた僕はそのままメトロの淡路町駅まで歩きました。
萬世橋から振り返る秋葉原の街はダイビルの登場で
未来都市になったような印象になりました。

夕方の秋葉原。

天神様も行ったし不忍池も見たし秋葉原まで巡回して
充実の冬休み最終日なのでありました。

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