大泉



2010年01月31日


大泉
大泉を歩いてみました。
考えてみるとうちの方からは大泉は電車では行きにくくて
いままで車で通過することが多く
街に出て歩き回ることはありませんでした。

先週の土曜日に「出没!アド街ック天国」で大泉を取り上げていたので
もしかしたらちょっと混むかも知れないとは思ったのですが
心配しても仕方がないので行ってみることにしました。

バスが大泉の駅に着くとバス停のすぐそばに
以前入ったことがあるCAFE BIOTがあります。
大変美味しいケーキ屋さんです。
僕たちはこのときお昼前だったので
残念ながら今回ははいれませんでした。

階段を上って大泉駅の南口に入ると
駅ナカに讃岐うどんの店などがあってビックリしました。
探索さんぽと言う無料のガイド冊子を貰って
橋上駅を通り過ぎて階段を下って北口に出ます。
駅前のバスターミナルには沢山のバスが止まっていて
係のおじさんの誘導で次々と発着しています。

通りには薬屋さんとか
コンビニ、喫茶店、美容院が並んでいます。
ところどころに塾が教室を開いているのが目につきます。
駅の向こうには学芸大付属もありますし
教育熱心な土地柄なのだと思われます。

大きな通りに突き当たると妙延寺というお寺が見えてきます。
このお寺は日蓮宗倍光山妙延寺と言います。
境内にある樹齢400年の銀杏は圧巻です。
あくまでも堂々と高くそびえ立つその姿は気高くさえ感じます。
素晴らしい銀杏です。

銀杏の大樹

お寺の山門は一風変わったデザインで
鉄骨にかかる張力をバランスよく配分して
屋根を乗せている造りでした。
よく見ると力学的にはちょっと怖いです。

斬新な山門

本堂はちょっと不思議な形をしていてそれが見るものを圧倒します。
御利益ありそうです。
小生はお堂に向かって入念なお願いをするのでした。

威容を誇る本堂
妙延寺の境内は広くはありませんが
よく整備された上に手入れも行き届いています。
お寺の持つ荘厳さが境内を一つの独立した世界に感じさせて
むしろ広々とした感覚になります。

本堂の右側には斬新なデザインの庫裡がありました。
コンクリートの打ちっ放しを駆使した
ちょっと未来的な感じの庫裡なのでありました。
その大胆なガラス使いにも驚きです。

超現代的な庫裡の一角。
濃いお寺の内容にお腹いっぱいになって道路に戻ると
まだお昼を食べていないことを思い出して急にお腹が空いてきました。
どっちだよ。

つまりは空腹なのでありまして近くで見つけた鰻の店の
「ふな与」でお昼を食べることにしました。

美味しい鰻屋さん「ふな与」
鰻重はお財布に優しくなかったので鰻丼を食べることにしました。
店内は座敷席が中心で入り口近くの座敷には
昼間から酒を飲んでご機嫌のすでに出来上がったご老体が
お店のマスターと大声で話しています。
どうしても話は聞こえてきてしまうわけで
どうやらしばらく病気をしていて復活したばかりらしいです。
酒くらい飲んで下さい。

僕らの隣のテーブルにはこの価格の鰻屋には
不釣り合いな若いカップルがいました。
不思議な気がしたものです。
あとで調べたらこのお店はくだんの「出没!アド街ック天国」で
19位にランクインしていたのですね。
そのせいで彼らは入ってみたんでしょう。
不謹慎な店内ウォッチングしながら待つこと十数分
いよいよ念願の蓋付きの丼とお新香が出てきて
僕たちはおいしいおいしい鰻丼を食べることが出来ました。

満腹になって店をあとにしてさらに東に進みます。
目指すは東映アニメーションギャラリーです。
途中で洋菓子屋さんの前に長い列があるのを見ました。
ここは「おだふじ」と言うお店でシュークリームが有名らしいです。
お店の前にお客さんが長い列を作って
目指すもの(たぶんシュークリーム)が買えるのを
じっと待っているのは凄いことですね。
さぞかし美味しいシュークリームなのだろうと思いました。
あとで調べたらこのお店はくだんの「出没!アド街ック天国」で
6位にランクインしていたのですね。
店主のブログによると先週はもっと大混雑だったらしいです。

長い列の横をすり抜けて北に進むと
東映アニメーションギャラリーがあります。
ここは入場の際に住所と名前を書けば
無料で見学できるようになっています。

守衛室で住所と名前を書きます。
ここは東映のアニメの様々な資料が展示されていて
懐かしいアニメの主人公達を沢山見ることが出来ます。
ほかにもアニメの登場人物達のフィギュアも沢山展示されていて
アニメファン垂涎のお宝が一杯です。

これらはフィギュアと言うよりアニメ作りの参考のための造形らしいです。
館内での写真撮影も出来ますので
昔のアニメの主人公を見たければここに来ると良いわけですね。

これがあの有名なマジンガーZ。
もちろん今のアニメのキャラも飾ってありますので
子供連れの若い夫婦が多いのも頷けます。

あの人形をバックに子供達が記念写真を撮ります。
ギャラリーの職員の人が話しているのが聞こえてきたところに依ると
先週アド街で放送されてから混んでいるとのことでした。
なるほど、やっぱりテレビの力は凄いんですね。
あとで調べたらここはくだんの「出没!アド街ック天国」で
5位にランクインしていたんですね。
なんと言っても東映ですからね。

東映アニメーションギャラリーを辞して西に向かいます。
東映の撮影所の前を通りましたが
こちらは見学させる仕組みが出来ていないらしくて
昔太秦の撮影所で見たような見学コースを
期待していて僕は少しがっかりでした。
いいよ、どうせ見てもわからないし


西武鉄道の駅で無料配布の「探索さんぽ」。助かりました。
駅で貰った探索さんぽに従って学園通りにまでたどり着いて
今度は駅近くの北野神社を目指します。
北野神社は菅原道真公を祭った神社だそうで
学問の神様ですね。

北野神社一の鳥居。
この神社は思ったよりも奥行きがあって
お参りに来た人は
道路から本殿に至るまでの間に汚れた心が洗い流される仕組みです。
え?僕だけ?

北野神社二の鳥居。

北野神社三の鳥居。奥行きのある北野神社。

境内にはムクロジの木と言う珍しい木があります。
このムクロジの実は石けんに使えたり
羽根つき(羽子板でつくやつね)の黒いタマに使えたりするのだそうです。
最近羽根つきしている人見なくなりましたね。

このあと僕たちは近くのバス停からバスに乗って
一路我が家を目指したのでありました。
今回は比較的短い町歩きだったにもかかわらず思いの外疲れました。
最近あんまり歩いてなかったんですね。
もう年だし。

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