浅草発水上バス




2003年12月04日


浅草発水上バス
例によって秋葉原をぶらついていた木曜日の午後
思いついて浅草に出てみることにしました。
秋葉原の街には銀座線が走っていて
これに乗ればたちまち浅草の街に行くことが出来るのを思い出したのです。
たまには久しぶりに浅草に出て
時間が許せば浅草から日の出桟橋まで
水上バスに乗ってみるのも良いかなって思ったのです。
このコースは前にも何回か乗ったことがある好きなコースです。

平日の午後というのに雷門周辺は大変な混雑でした。

外人観光客や修学旅行の生徒達が多かったですね。
他にも老人クラブとおぼしき人たちや
おばさんパワー全開の初老婦人の集団などが目立ちますね。
小生のごとき男一人の旅行者などは見あたりませんでした。
いつの間に旅行者?

仲見世も凄い混雑で
外人観光客や修学旅行の生徒達が多かったですね。
他にも老・・・以下略


浅草寺の境内には沢山の鳩がいて
それが人なつこくてなかなか逃げないのです。
たまにいる餌をあげようとする人の腕や肩にまで止まって
餌を持つ人を困らせていました。
餌は何処かで売っているような感じでしたが
先を急いでいたので確認はしませんでした。

浅草寺の本堂は威容を誇っていて見るものを圧倒します。

せっかく来たんですからお参りをしてお賽銭をあげました。

雷門まで戻って少し歩くと水上バスの発着場に着きます。
波止場って言うんでしょうか?
んな大袈裟な。
ここでも待合室は外人さんと老人クラブが多かったです。
修学旅行生はあまり見ませんでしたね。
小さい船ですので修学旅行の人たちは遠慮しているんですね。
おかげで船内は空いていて快適な船の旅を楽しめました。
      
ご存じのように隅田川には沢山の橋が架かっています。
浅草から東京湾に行くまでの間には
吾妻橋、駒形橋、厩橋、蔵前橋、両国橋、新大橋、
清洲橋、隅田川大橋、永代橋、中央大橋、佃大橋、勝鬨橋が
有りますので沢山の橋を楽しめるというわけです。

ところが船に乗ってみて気づいたのですが
前方が極めて見えにくい構造になっているのですね。
船内の客室からは左右の横方向の風景はよく見えるのですが
前方はほとんど観察不可能なのです。
これでは橋の形を楽しむことは望むべくもありません。
仕方がないので船尾のオープンスペースを利用して
去りゆく橋を眺めてこれを楽しむことにしました。
後部デッキには邪魔なガラスもなくお客の人数も少なく
過ぎゆく橋の全景を余すところ無く見ることが出来ます。

これから向かって来る今まさにくぐる橋を見るのに比べて
既にくぐり終わった橋を惜しむように見るのは
文字通り後ろ向きの話でありまして
本意ではありませんでしたが
橋を見るためならばやむを得ないことであります。
何故これからの橋と過ぎた橋は何となく魅力が違うのでしょうかね。

そう言うわけで後部デッキに陣取ったのは良いのですが
後部デッキには大きな問題がありました。
船の後部に備え付けられたエンジンの排気ガスが
後部オープンデッキにもろに流れ込むのです。
後部デッキに座っていると数分で呼吸が出来なくなってしまいます。
そのため僕は一つ橋が通り過ぎるたびに
その場を離れ他の場所で深呼吸をして
排気ガスを避けながら橋の観察を続けたのでした。

以下
去りゆく12の橋です。
もう夕方でどんどん暗くなって行きます。
急いで川下りを楽しむことにします。

                    乗船場からすぐのところにある朱色も鮮やかな吾妻橋です
船が海の方に向きを変えるとすぐ目の前にこの橋があります。


                                       円弧を描くやさしい駒形橋
優美な印象の形であります。
薄い青の着色も○です。


                                        橋がつながる形の厩橋
結構お洒落な厩橋。
名前はそれなりの由来がありそうですね、知らないけど。
何故それぞれの橋の色を変えたのかそろそろ疑問に思います。
形もバラバラだし
色も形も統一しない方針なんでしょうか?


                                     黄色い橋脚が目立つ蔵前橋
それぞれの橋の色形は結構良いですね。
蔵前橋も好きです。


                                       国技館を隣に見る両国橋
このセンスは頂けませんね。


                                       構造力学の勝利の新大橋
建築力学を駆使して思い切りチープに作った印象ですね。
きっとそんなこと無いんでしょうけど。
この橋の建築にはデザイナーが絡んでなかったのかと思います。


                                  鉄の橋脚で吊り橋を模した清洲橋
誰が考えたか吊り橋様デザイン。
橋のデザインに橋のイメージを持ってきた不可思議、
何故。


                                    高速道路走ります隅田川大橋
論評を避けます。


                                       ただいま改装中の永代橋
改装中ですね。
それにしてもどの橋も船がやっとくぐれる程度の高さしかありません。
船長さんの腕に敬服しました。


                                        美しさを求めて中央大橋
ちょっと前衛的な印象の中央大橋ですね。


                                           実用第一の佃大橋
いつも渋滞している佃大橋ですね。
無くてはならない橋です。


                                使われていない跳ね上げ式の勝鬨橋
勝鬨橋は以前「こちら亀有公園前派出所」に取り上げられて
昔使われていた跳ね上げ機能が注目されましたね。

と言うわけで久々に見た隅田川の諸橋は今も元気に活躍しているのでした。

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