鉄道博物館



2007年11月22日


鉄道博物館
鉄道博物館が大宮に出来たと聞いてしばらくたちますが
どうせまだまだ混雑していると思って敬遠していました。
電車一つ見学するのに列に並んだりするのはまっぴらですからね。
あと半年くらいは放置するつもりだったのですが
木曜日の午後時間がとれたので
平日ならば、と行ってみることにしました。
要するに待ちきれなかった訳ですね。

鉄道博物館はご存じのように秋葉原の交通博物館の生まれ変わりです。
2006年5月14日に秋葉原の交通博物館が閉館して
多くの鉄道の資料が大宮に運ばれて
2007年10月14日に大宮の鉄道博物館が開館した訳です。

子供の頃交通博物館に連れて行かれてすっかり気に入りましたが
一人では行けなくて「てっちゃん」にはなれませんでした。
長じてからは一人で行くようにもなりましたし
小さかった息子たちをつれて何度か行きました。

パソコンが趣味になって秋葉原に通い詰めるようになると
交通博物館は僕にとって日常の風景になりましたので
時々寄り込んで古い電車を眺めたりしていました。
しかしやっぱり「てっちゃん」になるには手遅れだったようです。
「鉄道のことを何も知らないけど古い鉄道が懐かしいおじさん」ですね。
普通です。
そんなおじさんでも鉄道博物館が出来たと思えば
やっぱり行ってみたい訳ですね。

鉄道博物館は大宮駅からニューシャトルと言う
普通の電車よりもだいぶん小さい
でもゆりかもめよりは少し大きい電車です。

一車両にドアが左右各一枚の小さな電車です。
でも電車の通路を見たらレールがないのですね。
どうやらタイヤで走っているようですのでこれはもう鉄道ではないですね。
なんと呼ぶのが適切なのか分かりませんのでニューシャトルと言うことで。

大宮から一駅の鉄道博物館駅で下車して徒歩1分、
鉄道博物館の入り口に到着です。
入り口の手前に秋葉原から移転と思われる
D51の蒸気機関車の先頭部分が展示されています。

D51が壁から出てくる雄姿!
大迫力であります。

チケットはスイカで購入できます。
流石JR商売うまいです。
展示場はヒストリーゾーンとか鉄道模型ジオラマとか運転シミュレータとか
いろいろに分かれています。
僕たちは待ち時間の長い鉄道模型ジオラマや運転シミュレータはパスして
ヒストリーゾーンの見学に絞ります。
別にいいです、鉄道模型とか見たくないし。

ヒストリーゾーンには実に様々な車両が展示してありました。
あの有名な弁慶号や開拓使の乗った客車や、
御料車、昔の寝台車、長距離列車などが所狭しと並んでいます。
それはそれは圧巻でした。

1号機関車、150型 日本の鉄道黎明期を走る。


ナハネフ22 1 初期のブルートレインですね。20系。


クハ481-26 国鉄特急型電車の代表格。交直流電車。


クモハ455−1 50Hz区間用急行型電車。


クモハ455−1運転席


クハ181−45。有名なこだま型電車。新幹線登場前の東海道線の主力ですね。


クハ181−45車内。これから長い列車の旅が始まるような気になります。わくわく。
こだまですから実際これで大阪に行ったわけですね。

場内の中心に操車台を据えてそこにC57を乗せて、
そこから線路を周囲にのばす構造で
電気機関車やキハやクハやクモハが置いてあるという配置ですね。
御料車も置いてありましたけど
予想される「サイ」の文字はありませんでした。
サイのサはモーターも運転席もない車両のことで
サイのイは最高級客車という意味ですね。

ヒストリーゾーン全景。中央の操車台に乗るC57は美しいプロポーションから「貴婦人」と呼ばれたそうです。

帰り道あんまりおなかがすいたので大宮エキナカで軽い夕食をとりました。
先日行った東京エキナカより少し狭かったです。
それでもおいしいお食事にありつけて満足でした。
お腹もいっぱいになってそのせいか帰り道は眠かったです。
木曜日の午後もずいぶん有益に使えるものだと少し感心しました。

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