柴又帝釈天




2002年01月13日


葛飾柴又帝釈天
フーテンの寅さんで有名な柴又帝釈天に行ってみました。
一月も半ば、松もあけてそろそろ初詣客も落ち着いてきただろうと踏んで
遅い初詣に出かけたのです。

我が家の方面からは帝釈天はかなり行きにくくて
日暮里から京成線に乗るなんてことは初めてのことです。
帝釈天に行こうとしなけりゃ乗ることの無い線ですね。

電車というものは不思議なもので
線ごとに車内の雰囲気がかなり違っていて
その日に乗った東上線、JR、京成線
その三つとも全く違った雰囲気を持っていました。
特に僕は京成線は初めて乗ったのでとても興味深かったです。
電車全体が下町な感じなのはとても良かったです。

ただ車内は混んでいて休日モードだったので
平日に乗ったらまた雰囲気も違うんだろうと思いますけどね。

柴又の駅について驚きました。

なんだか真新しい柴又駅
混んでいた車内のほとんどの人が
柴又の駅で僕たちと一緒に降りてしまったのです。
ほとんどの人が帝釈天の参拝者だったのです。
おかげで柴又駅から参道を通って帝釈天に至るまで
ひと、ひと、ひとの大混雑でした。

柴又帝釈天は
本当は題経寺というお寺だそうで宗派は日蓮宗だそうです。
日蓮宗というと創価学会という感じがしますが
帝釈天を見る限りそんな感じはしませんでした。
特定の信徒団体とは深い関係はないように見えました。

帝釈天参道
ともあれ
帝釈天の参道は寅さんの映画の舞台そのものなので
あちこちの店が見たことのある構えになっていて
なにか懐かしいような不思議な感じでした。
その辺の店の奥からさくらや寅さんが出てきそうな感じです。
何十年も前から見慣れた映画の効果はすごいものがありますね。

題経寺は彫刻の寺と言うことを売り物にしていました。
境内に寅さんの気配はありませんでした。
お寺まで寅さんに引きづられちゃ格が落ちますからね。

格式高い日蓮宗題経寺

お寺から少し歩いたところに「寅さん記念館」があります。

寅さん記念館
今までの映画のポスターや映画のセットが展示されていてそれなりに楽しめます。
寅さん記念館の隣は堤になっていて
これが映画によく出てきていた江戸川の堤防なんですね。

有名な「矢切の渡し」が客をいっぱい乗せて重そうに川を渡っていました。

今の時代に渡し船でもないでしょうに
「矢切の渡し」の大ヒットがあったので客が増えて続けているのでしょうか。
それとも意外に重要な交通機関として残っているんでしょうか。

思い立って行ってみた柴又帝釈天でしたが
沢山のことを知ることが出来て楽しい休日を過ごしたのでした。

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