早稲田



2009年07月05日


早稲田
昨年東京メトロ副都心線が開通して以来
うちの方から新宿渋谷方面にアクセスが非常に良くなりました。
それで新宿、表参道などには行ってみましたが
まだ早稲田周辺には行ってはいませんでした。

そこで今回は早稲田周辺を歩いてみることにしました。
西早稲田駅で降りれば
早稲田大学理工学部のある西早稲田キャンパスに近いので
ちょっと見学もしてみたいわけです。

西早稲田の駅は早稲田大学の
理工学部にくっついて出口がありました。
ただし正門はそこからぐるりと回り込んだところにあって
少し歩きます。
門に至る道は静かな雰囲気をたたえて
アカデミックな雰囲気でありました。

画面右側が早稲田大学西早稲田キャンパスですね。
日曜日で人通りがなかったですしね。
学生さんが大勢歩いていればまた違った感じでしょうね。

正門に到着して驚いたのは門は厳重に閉ざされていて
守衛さんがしっかり見張っていることでした。
「特別の許可無く関係者以外が敷地内に入ることを禁じます」
みたいなことが書いてありました。
実際僕たちの目の前で通行証みたいなカードを使って
一人の学生さんがゲートを通るところを見ました。
金属のバーを体で押して一人ずつ通るあれですね。
びっくりしました。

早稲田大学と言えば
在野精神が旺盛で特に早稲田キャンパスには
門と呼べるものはないと言うくらい
開放的な大学と聞いていましたので
他の校舎においても門はあっても
敷地内の出入りは自由なんじゃないかと勝手に想像しておりました。
まあでも考えてみれば
つい最近の中央大学の准教授が殺された事件などもありましたし
最先端技術が校舎内に詰まっているわけですから
セキュリティーが厳重になるのは仕方がないのかもしれませんね。

そういうわけで敷地内にはいることは叶いませんでしたけど
せめて門の外から校舎を眺めるくらいはさせてもらいましょう。
門扉越しに見えるのは
早稲田大学が誇る歴史或る理工学部校舎です。

むかし国連ビルと呼ばれていたような気がします。

このビルは敷地内案内図では51号館と書いてありました。

昔はこの真ん中にある51号館校舎がすごく目立っていました。
もう一番古いんでしょうね。
この校舎は筆者が大学受験生だった頃からあって
私立理系大学を目指す受験生にとって
最高峰のあこがれの校舎でありました。

中に入れないことがわかったので
キャンパスの周りをぐるりと回って転進することにしました。
隣接する戸山公園には大勢の人が遊んでいました。
皆気持ちよさそうです。

途中で都議選の選挙ポスターの掲示板を見ました。

そういえば今都議選の最中だったんですね。
筆者は都民ではありませんので関係ないんですけど
このところの国政の政局に都議選の結果が絡んでくるらしいので
まるきり無関心でもいられませんですね。
一地方選挙が国政に影響を与えるのは
あってはいけないことだと個人的には思います。
都議選は都民の民主主義ですからね。

一回りして元の明治通りに戻ると
道の向こうに赤い由緒ありげな門を見ました。

上品で風格があって素晴らしい門柱です。
近づいてみるとこれは学習院の最初の正門であるらしくて
和洋折衷の鉄の鋳物の門なのだそうです。
その後数回の移設を経て現在はこの地で
学習院女子大学の正門として使用されているのだそうです。

この後早稲田の方に行くと早稲田大学の文学部の校舎がありました。

ここから多くの偉い作家が輩出されました。野坂昭之氏とか好きでした。ていうか好きです。
ここは戸山キャンパスというのだそうです。
文学部がここにあるとは知りませんでした。
道に沿った塀にはたくさんのチラシが貼ってあって
クラブ活動や政治活動の活発さが想像されます。
さすが文学部です。
こうでなくちゃ。

文学部と道を挟んで有名な穴八幡様の神社があります。

画面右奥に八幡様の社があります。写真下手です。
ここで毎年冬至から翌年の節分までの間に
「一陽来復」のお守りを受け取ることができるそうです。
虫封じのお守りらしいです。

穴八幡様を辞して早稲田キャンパス向かって歩きます。
日曜日の割に歩道に人が多くて不思議に思っていましたら
皆さん足下に段ボール箱を置いて道行く人に何かビラを渡しそうです。
かまわず進むとビラの人の割合はどんどん高密度になって
早稲田大学の政経学部法学部を擁する
早稲田キャンパス前で頂点に達しました。

大隈講堂を背にして早稲田キャンパスを見ています。ビラ配りのお兄さんお姉さんの熱気が伝わってきます。
どうやらこの早稲田キャンパスでは現在司法書士試験が行われていて
そこから代える受験生たちに
いろいろな予備校が案内のパンフレットを渡そうと
試験が終わるのを今やおそしと待ちかまえていると言うことらしいのですね。
凄い熱気でした。
僕たちは試験が終わる前にこの場を通り過ぎた方が良さそうです。
そういうわけで今回は門のない方の
早稲田キャンパスも見学が叶わなかったのでした。
残念です。

その後神田川にかかる「面影橋」という風流な名前の橋を渡って

むかしから歌にうたわれる神田川
雑司ヶ谷駅まで歩いて帰路についた僕たちなのでした。

戻る




戻る