月箱と吉祥寺



2010年04月11日


月箱と吉祥寺
渋谷に自分の商品を置くスペースを貸す
レンタルボックスと言うものがあります。
知人がその「月箱」と言うレンタルボックスに
商品を置いているので一度見たくて行ってみました。

日曜日の渋谷は大混雑でした。
渋谷っていつ行っても混んでますね。
駅に着いた頃にちょうどお昼時でしたので
僕たちはすっかりお腹が空いていて
どこかでお昼を食べなくちゃなりませんでした。
辺りを徘徊して手頃なお昼を探していたら
渋谷駅に繋がる東急デパートの中でよさげなイートイン
"「えん」だし茶漬け"と言うお店を見つけました。
そこでお昼を食べたところこれが絶品のお茶漬けでありまして
また渋谷に行くことがあったら食べに寄りたいくらいでした。
(もう来ないのかよ)

美味しいお昼を食べて
幸せな僕たちはいよいよ月箱を目指します。
駅から歩いて7分ほどの
いろいろな会社が建ち並ぶ地区に月箱はあります。
月箱には大勢の出品者の方々の商品箱があります。
お洒落なアクセサリーや可愛いぬいぐるみ、
センスの良いポストカードが沢山並んでいます。

やって参りました。可愛らしい月箱。
お店は間口の割に奥行きがあって
内部には沢山の月極の商品箱が並んでいます。
どの箱も工夫を凝らして
可愛いもの、美しいもの、をディスプレイしています。
一番奥のコーナーでは
実演販売のような作業をしているお兄さんがいました。
このコーナーは時々出展者が変わるシステムのようです。
いつまで見ていても飽きない面白いお店です。

お店をひとしきり楽しんだあと
後ろ髪を引かれながら僕たちは渋谷駅に戻りました。
渋谷から井の頭線で吉祥寺に向かうことにしたのです。
吉祥寺は相変わらず大変な人混みでした。
つい先日伊勢丹が閉店したばかりですが
街の持つパワーはその影響を感じさせません。
渋谷と変わらない繁華な印象です。

僕たちは駅のすぐそばにあるハーモニカ横丁をのぞいたり
東急百貨店の周囲に広がる
いかにも吉祥寺らしいお洒落でコアな商店街を散策したのでした。

東急百貨店に貼りついて街に広がるスタバ。


ハーモニカ横丁、入口。内部はたくさんの路地です。
ハーモニカ横丁は内部に沢山の小店を擁して非常に層の厚い商店街です。
ファストフードありお総菜屋さんありアクセサリーあり洋品店ありの
少し魔窟の雰囲気を漂わせて
興味の尽きない商店街と言うよりもすでに小さな街です。


ハーモニカ横丁を抜けると普通の商店街が広がります。
美味しくてテレビ取材を受けたようなお店が点在します。
吉祥寺の街を歩くと
何よりこの街ならではのお店の多様な雰囲気を堪能できます。
フランスの家具やインテリアのお店に入ってみたり
アメリカの日用雑貨のお店にはまりこんだり
乾物屋さんに魅せられたりしながら歩きます。
吉祥寺の町にも渋谷の月箱みたいなレンタルボックスがありました。
やっぱり吉祥寺凄いです。
雑踏と若さとエネルギーにあふれた街の空気を十分に楽しみます。

散歩の途中家人が行ったことのある
パン屋さんに寄ることになりました。

パン屋さんの階段。秘密結社の入口みたいです。(秘密結社に入ったことはないですけど)

そうしたらこのパン屋さん凄いんです。
ダンディゾンと言う名のそのパン屋さんは非常に美味しいパンを焼きます。
路地を入ってビルの地下に階段で下りていく目立たないお店なんですが
歩いている人が皆吸い込まれるように階段を下りてゆくのです。
看板もあくまで目立たず下まで行って
はじめてパン屋さんだと分かるようなお店です。
よくあれで商売が成り立つものです。
みんな口コミで買いに行くんでしょうね。
いくつかパンを買い込んで駅に戻ります。


このあたりの風景はちょっとアジアの街角のようです。日本もアジアですけど。

吉祥寺に来るたび駅前で仰ぎ見るケロロ軍曹の看板を今回も観察しました。

2006年3月、吉祥寺はもらったであります!→2008年1月、我輩、吉祥寺がガンプラの次に好きであります!
地球に潜伏して2年、地球侵略は諦めていたように見えました。


ところが今回見た看板によると、
へっぽこ侵略作戦は継続中であります!なのだそうです。
まだ諦めてなかったなんて驚きです。
ところで、気温を表示するパネルは壊れていました。
今回も見るもの見るもの珍しくて面白かったです。
やっぱり吉祥寺は奥が深くて時々来てみなくてはいけない街なのでした。

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