増上寺に初詣



2010年01月04日


増上寺に初詣
小生は2008年の5月に芝増上寺を歩きました。
ところがそのときはちょうど大殿が改装工事中でありまして
入ることが出来なくて代わりに
隣にある安国殿というお堂にお参りしました。
それで今年は初詣に増上寺に行くことにして
前回は入れなかった大殿を見てこようと思ったのでした。

日比谷線の神谷町駅から東京タワーの方向に歩いて
今も人気の衰えない東京タワーの雄姿を眺めます。

いつ見ても50年前にこの鉄塔を建てたことの凄さに驚きます。

正月の三日と言うこともあって
展望台に上るためのエレベーターは長蛇の列でした。

凄く並んでいます。お正月ですから。
僕たちは東京タワーに上るのは考えていませんでしたので
ここを通り過ぎて増上寺に向かいます。
今回は三解脱門から入らなくて脇から境内に入りました。

ここがあの芝の増上寺ですね。徳川家の菩提寺です。
境内は参拝客で混雑していて
屋台も出て焼きそばやフランクフルトなど売っていました。
思わず買いそうになりましたが小食の僕たちがあれを食べると
お昼を美味しく食べられなくなりそうで止めにしました。
いやどうせ大したものは食べませんけどね。

大殿の中には金色の阿弥陀様が安置されていて
幾人ものお坊さんがお経を上げていました。

ほぼすべての装飾が金で出来ていてかえってシックな感じです。
途中で偉いお坊さんが参拝客に向かって
この阿弥陀如来様はいま都合で
テンポラリーにここにお移ししている阿弥陀如来様である。
今回ここでこの仏様を拝める皆さんは幸せである
というようなことをおっしゃいました。
本来どこにある阿弥陀様なのかは判然としませんが
とにかくラッキーだったみたいです。
わーい。

確かに荘厳な感じの阿弥陀様でありまして
滅多にご開帳しない秘仏みたいな
重々しさを感じさせる仏像でしたです。
お参りをして大殿を出て境内を歩いていたら
人だかりがあったのでのぞいてみたら猿回しが芸を演じていました。
お正月らしい光景です。

振り返ると大殿と東京タワーがよく映えてまるで絵はがきのようです。

「東京に行ってきました」みたいな気持ちになります。

三解脱門を出て帰ろうとしたら門を出たところで
思いがけない人混みに遭遇しました。
境内の混み具合からは信じられない三門付近だけの混雑です。
まるで駅前のスーパーの客がいないのに
自転車だけ沢山あるようなそんな感じ?
いやそれちょっと違う。

ともかく三門の外だけ大混雑なんです。

凄い人出です。お巡りさんも大勢出ていました。そうか!あれだ!
誰か偉い人が来るのかなって思ったところで気づきました。
箱根駅伝の復路の10区のコースなんです、増上寺前。
この混雑はもうじき走者が来ると言うことだと少しその場に留まっていたら
案の定、僕たちがその場に留まって30分後に
東洋大の走者が驚異のスピードで走り抜けるのを見ることが出来ました。
その約3分後に駒澤大学の走者を見てからその場を離れました。
まだお昼を食べていなかったのでお腹が空いていたのですね。

少し歩いてモスバーガーが開いているのを発見してここに入りました。
ほらこの程度です。
モスセット、美味しかったです。
再び街に出て大回りしてタワー方面に戻ろうとしたら
奥の方に大きな鳥居を持つ神社があるのを見ました。
どうやらあれが有名な芝大神宮であるらしいです。

芝大神宮の大鳥居。向こうに東京タワーが見えます。
近づいてみると鳥居をくぐったところから始まる
急な階段に皆さん列を作って並んでいます。
関東のお伊勢様と言われているくらいですから
篤い信仰を集めているわけですね。
僕たちもその列に並んで各種願い事をして参りました。

そのあと僕たちは東京タワーのフットタウンという
お土産やさんのあるビルに行きました。
このビルは文字通り東京タワーの足下にあるビルのことです。
僕はここのおもちゃ売り場が大好きなのです。
ここのおもちゃ売り場で
音の出る汽車を一つとバスを一つ買って待合室の友とします。
同じ階にあるキティちゃん売り場の
ご当地キティちゃんの数々を眺めてしばし楽しみます。
帰ろうとしたら昔懐かしいちんどんやさんが出ていて少し見とれました。

何を宣伝していたのかは確認しませんでした。

東京タワーをあとにして神谷町にいたる坂を下っていたら
纒の看板を持つビルを見ました。
ビルには日鳶連会館と書いてありました。
どうやら鳶の人たちの組織のビルらしいです。

いろいろなものがあるものですね。

さらに神谷町に向かうと
光明寺と言うお寺があると家人が言うのです。
以前雑誌でこのお寺が
カフェをやっているという話を聞いたというのですね。

ここは浄土真宗本願寺派梅上山光明寺です。
それは面白そうだと言うことで図々しくお寺の敷地に入ってみました。
咎める人がいないのを良いことに
どんどん中に入っていきますがどこにもカフェの気配がありません。
看板らしきものがないのです。

ちょっと円空風の石仏が良いです。
どこまでも厚かましい僕たちは
このお寺の階段を上って二階のテラスに踏み込んでみました。
そうしたらそこにはカフェを思わせるテーブルと椅子がそろえられて
墓地を見下ろしながらゆっくりと出来るスペースが用意されていたのです。

見つけました、お寺カフェのスペース。厚かましい調査の成果です。
さすがに僕たちの探検はここまでにしてお寺をあとにしましたが
あとで調べてみたら噂のお寺カフェはやっぱりこちらの光明寺でして
春から秋にかけての期間限定なのだそうです。
それはそうですね、寒いもの。

そういうわけで今回も駅伝や休業中のお寺カフェなど
犬も歩けば棒に当たるを地でいった町歩きなのでありました。

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