笠間



2010年05月02日


笠間
笠間は茨城県中西部にある歴史のある都市です。
笠間稲荷、笠間焼が全国的に有名ですね。
都内町歩きに加えて近郊の都市を歩き回る筆者としては
押さえておきたい街の一つであります。
それでゴールデンウィークの一日を利用しての笠間遠征を計画したのでした。

朝霞台から武蔵浦和に出て乗り換えて大宮に行きます。
大宮で柏餅を購入してこれを旅の供とします。
大宮から小山に行き水戸線に乗り換えてそこはもう笠間です。
うちの方からは大体2時間くらいです。
意外に近いです。
先日足利に行く際にも小山駅を利用しましたし
昨年の秋の益子観光の際にも小山駅を利用しています。
小山まで行くことに抵抗が無くなっているんですね。
知っているところまでは近く感じます。

JR笠間駅。遠くに来ました。
笠間駅に到着してみると案外乗降客が多くて驚きます。
しかし電車が行ってしまってしばらくすると
先ほどまでの喧噪が嘘のように駅の中がひっそりと静まります。

笠間駅遠景。良い雰囲気の駅です。
日本中の駅でそうですが列車が来た時だけ賑やかになるのです。
電車から降りたお客さんが駅舎からはき出されると
皆それぞれ思い思いの方向に帰りますので
駅中と駅前には誰もいなくなってしまうのですね。
人口密度が拡散してしまうわけです。
東京駅や新宿駅はひっきりなしに電車が来てるから年中賑やかなだけですね。
そう言うことを思い出させるくらいすぐに誰もいなくなりました。
どうやら現在開催中の笠間の「つつじまつり」と「陶炎祭」のお客さんが
この駅で大勢降りてその人達が
駅から会場までの送迎バスに乗ってしまうのじゃないかと思います。

僕たちは歩くのが目的でこの街に来ていますからバスは利用しません。
駅前から笠間稲荷神社に延びる道をゆっくりと北上します。
笠間駅前は市の名前が全国的に有名な割に
駅前にありがちな繁華街が見あたりません。
駅前には広めに造成された駅前広場と太い幹線道路があって
ほぼ駅に前から大作りな住宅街が続いているのです。

この幹線道路をゆっくり歩いて笠間稲荷神社に向かいます。
途中に喫茶店や鰻屋さんがありましたが
人の気配が無くてまだ準備中のようです。
笠間稲荷神社まで1qちょっとですので
神社の近くでお昼を食べることにします。

神社に近づくと道路の両側は住宅だったのが
商店が増えてきて神社のすぐ前にある門前通りは
お土産やさんがひしめき合っています。
門前通りから神社の境内にかけては参拝客でいっぱいです。
笠間稲荷神社の地元にもたらす経済効果は莫大のようです。

ところでここまで歩いて僕たちはだいぶんお腹がすいてきました。
家人が読んだ雑誌に載っていた茶寮、蔵人と言うお店で
お昼におそばを食べようと言うことになりました。

お洒落なおそば屋さんです。
こちらは造り酒屋の建物を利用した十割そばを食べさせるお店です。
腰のあるしっかりした美味しいおそばなのでありました。
 
わーい、おそばだ。
あわせてメニューに載っていた「そばいなり」もいたただいて大満足です。

お腹も一杯になって人心地着きましたので
いよいよ笠間稲荷神社にお参りします。
笠間稲荷神社は日本三大稲荷なのだそうで
凄く重要な稲荷神社なのですね。
ほかの二つはよく分かりません。

門前通りから見た笠間稲荷神社。
一の鳥居二の鳥居朱の鳥居をくぐってさらに楼門をくぐると拝殿があります。
さすがに奥行きのある境内であります。

立派な拝殿に参拝します。
神妙に参拝をしていろいろお願いしました。

参拝の後、画面右側の藤棚を見ました。
例年ならば5月の上旬に見頃だと言うことですから
今まさにそのときなわけですが
今年はあいにくなことにまだほとんどがつぼみの状態でした。
最近の天候不順を見ると仕方のないことだと思います。

笠間稲荷神社の参道には
仲見世と看板を掲げたお土産やさんの商店街があります。
浅草に似たこの仲見世を冷やかしておみやげ物などを物色しました。
悲しいことに年を取るとこういう時に欲しいものが無くて
結局何も買わないで仲見世を後にしたのでした。
あちこち出かけて珍しいものを見たり食べたりして写真でも撮れれば
それで満足なのですから観光地にとっては悪い観光客ですね。
なるべくもっとお土産買わなくちゃって思います。

このあとはギャラリーロードと焼き物通りを踏破して帰る予定です。
ところが神社から歩き始めてみると意外に距離があって
いくら歩くのが目的に日帰り郊外旅行と言えども
両側何もないところを延々と歩くのは本意ではありません。
おまけに途中から坂ですよ。
何かの罰ゲームですか?

ぼやきながら坂道を登ってふと振り返ると思いがけない眺望が広がっています。

山脈に抱かれた笠間の街の遠景。グーグルで見てもこんな感じですね。
気持ちがいいじゃないですか。
やっぱり苦労して山に登った甲斐があったというものです。
いやいや山登りに来たんじゃないし。

坂を登り切ったあたりに現在開催中の「陽炎祭」の会場がありました。
急ぐ旅でもありませんし、と言うかこのまま行くと
電車の時間に早すぎるので陽炎祭に寄り込んでいくことにしました。

陽炎祭会場、お客さんでいっぱいでした。
笠間芸術の森公園のイベント広場にテントを連ねて
陶器の展示即売会とフランクフルトやかき氷などの屋台を楽しむ
文字通りお祭りを開催中なわけですね。
テントを半分近く見ました。

魅力的なお茶碗やどんぶりを沢山見ました。
いくつか欲しかったのですが
帰り道の間中荷物になるのが耐えられなくて今回はあきらめました。

会場内で冷たいお茶を買って朝大宮で買った柏餅を頂きました。
何てったって五月ですからね、今は。
柏餅のおいしい季節です。

柏餅に満足して会場を後にしたら笠間工芸の丘と書いた看板を見ました。

笠間工芸の丘ももちろん陽炎祭の一部を担当しています。
丘にはいくつかの建物があってセンタープラザという建物が
とりわけ大きくてこの中にはクラフトショップやクラフトギャラリーと
呼ばれるところがあって沢山の陶芸作品や食器を販売しています。
これが素晴らしいんです。
筆者は陶芸とか素人ですが
僕にもこの会場内の陶芸作品のレベルの高さは分かります。
本当に素晴らしい陶芸作品群でした。

会場をから出てギャラリーロードを進みます。
もう僕たちは疲れてしまいました。
しかし歩かないと家に帰れません。
何とか自分をなだめてまたアップダウンのある道を進みます。
陽炎祭の会場からギャラリーロードは下り坂でした。
歩道も広いし歩きやすいです。
ただ点在するギャラリーは旅行者にはちょっと敷居が高くて
結局一軒に入ったきりでした。

ギャラリーロードが終わって焼き物通りに入ると
今度は一転坂道を登る道に変わりました。
おまけに歩道が申し訳程度に細くなっちゃったんです。
もう足はくたくたなのにここに来て上り坂はきついですね。
それでも一歩一歩前に進まなければ家に帰ることが出来ません。
体全体でリズムを取って
「腕を振って足を上げてワンツーワンツー休まないであるけー」って古いですね。
結局この焼き物通りでは歩くことに一生懸命で
一軒も陶芸店にはいることはありませんでした。

笠間駅についた時はほっとしましたですね。

駅まで来ればもう安心です。お名残惜しい笠間駅の写真。
来た電車が空いていて座れたのも嬉しかったです。
小山で乗り換えた際にも座席が確保できて
笠間−小山間、小山−大宮間
それぞれ一時間ずつうとうとしながらの帰り道を堪能したのでした。

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