牛久大仏



2010年09月06日


牛久大仏
茨城県の牛久と言うところに牛久大仏という仏様があります。
随分大きい仏様らしいです。
仏像マニアの筆者(いつの間に?)としては是非一度見ておきたいです。

牛久には以前シャトーカミヤ(2008/5/4)の時に行きましたが
牛久大仏は駅から遠くてとても歩けるところではなかったので
行かなかったのです。
今回は車でドライブがてら行ってみることにしたのでした。
木曜日の午後、昼食を済ませてすぐに出発です。
ネットで下調べをしてみると牛久大仏のすぐそばまで
高速道路、有料道路が延びていて
自動車でのアクセスが大変良いようです。
家を出て一時間半ほどで現地に到着します。
うちの方からは外環自動車道、常磐自動車道、圏央道と乗り継ぐと
ほとんど一般道を走らずに牛久大仏そばのインターチェンジに
着いてしまうわけですね。

大仏は広大な庭園や動物公園に囲まれた緑豊かなところに建っていました。

威風堂々辺りを払う阿弥陀様。
よく見ると牛久浄苑とありますので墓地なのですね。
珍しい立ち姿の大仏で周辺に高い建物がないためものすごく目立ちます。
奈良の大仏も鎌倉の大仏も赤塚の大仏もみんな座っていますもんね。

入口まで行って拝観料を払います。
いただいたパンフレットには浄土真宗東本願寺派本山東本願寺
と書いてありますのでこの大仏は東本願寺の施設なのですね。
牛久阿弥陀大仏と書いてありましたので
この大仏は阿弥陀如来立像であるわけです。

阿弥陀様は「阿弥陀来迎図」などを見ていると
「お迎えに来る仏様」って感じですね。
(もちろんもっと深い広い存在なのですが)
こちらの阿弥陀様は両手で示す印が
上品下生の来迎印ですからもっとそう感じますね。

園内に入ってすぐのところに大仏の頭部の縮小版が置かれています。

縮小頭部でもうしろだより大きいです。
ボリュームで千分の一と書いてありましたが
それは縦横高さがそれぞれ十分の一と言うことのようです。
それでも充分びっくりな大きさでして
このまま実物大と言っても信じるくらいです。
(いやそれはないでしょ)

大仏の正面の参道に誘導されて改めて大仏の大きさに圧倒されます。

「これほどとは思わなかった」というのが実感です。とにかくでかいです。
全体の高さは120メートルで世界最大、ギネス認定なのだそうです。
(仏像として?)
長い参道を歩いて大仏に到着すると裏側に回り込んで中に入れます。

像の真後ろにある入口です。
靴を脱いで中にはいるとまず最初に暗闇の部屋で説明を聞きます。

奥に進むと大仏建造の経過などが展示されていて
この像が骨組みに銅板を貼り付けた構造であることを理解できます。
途中に足の親指実物大の展示があってこれにもびっくりです。

でかいです。

一階二階の内部を見学してのち
エレベータで地上85メートルの五階に上ります。
ここには仏舎利が安置されていてちょっとびっくりです。
スリット型の窓から四方が覗けます。

圧巻なのは三階に作られた蓮華蔵世界です。

大迫力胎内仏の部屋。
約三千体の胎内仏が個別の棚に整然と並べられ金色に輝いているのです。
大きい阿弥陀様で100万円、小さい阿弥陀様で30万円納めれば
永代経を上げていただけるのだそうです。
まだ名札に名前の入っていない棚もありました。

大仏から出て駐車場に戻って一休みします。
このあと我々はあみプレミアム・アウトレットに向かいます。
牛久大仏に来るなら是非押さえておきたいアウトレットですね。

かなりエキゾチックなあみプレミアム・アウトレット。
アウトレットは大仏からすぐのところです。
あみプレミアム・アウトレットでは最初にキハチのソフトクリームを食べて
そのあとは一時間後の再会を約して家人とは別行動です。

瀟洒な街角が楽しいアウトレットモール。
見るものが違うので仕方ないですね。
小生はファッションにはとんと疎くて
この種のアウトレットに来てもいつも手持ち無沙汰になってしまいます。
ですから早めに切り上げて先に車に戻ろうというわけですね。
とにかく一回りすることにして歩き始めると鞄屋さんがありました。
15年ほど前に神田で買ったセカンドバッグが草臥れてきたので
一つ欲しかったので探してみました。
そうしたら結構気に入ったのがあったのでこれを一つ買います。

最高級合皮セカンドバッグ。
他にもアメリカ風の日用品のお店があったり
スポーツウェアの店があったり少しずつ入り込んで見て回りました。
あげくに帽子の店ではハンティングを一点購入し
筆者にしては大変珍しい日になりました。

最高級ハンティング帽。いわゆる鳥打ち帽ですね。
車に戻ってまもなく約束の時間になって家人は戻り
そこからまた一時間半のドライブになったのでした。
そういうわけで久々に充実の木曜日の午後を過ごしたのでした。
それにしてもあんなに大きい仏像を見たのははじめてです。

戻る




戻る