築地本願寺から銀座散策




2004年04月11日


築地本願寺から銀座を歩く
銀座方面を歩く計画をたてました。
最近ようやく暖かくなってきたのでそろそろ街に出てみようという訳ですね。
このところ滞りがちだった旅行記の更新も気になりますしね。
ところが有楽町線に乗ったところで
カメラのメディアが入っていないことに気づくも
時すでに遅く今更家に取りに帰る訳にもいきません。
このままカメラなしでの散歩では旅行記も書けないじゃないですか。
そこで有楽町のビックカメラに立ち寄ってメディアを買うことにしました
ナイスなアイディアですね。
スマートメディア、高いから32メガのにしました。
税込み1732円でした。

このまま有楽町の駅を歩いて日比谷線に乗り換えます。
目指すは日比谷線築地駅です。
東京築地市場近くに築地本願寺というお寺があります。
このお寺の異様な外観には以前から強い興味がありました。
なぜってこのお寺の建物と来たらまるでイスラム寺院のような雰囲気で
とても普通の仏教寺院には見えなかったからです。
それで僕はこのお寺を一度見学してみたかったのです。

                     今回念願かなってこのお寺を参拝することが出来ました
ちょうど花祭りにちなんだお祭りをやっていて
沢山の参拝者の人たちが境内に訪れていました。
僕は今まで知らなかったんですけど
このお寺は本願寺というだけあって京都の西本願寺の別院なのだそうです。

このお寺がどうしてこんな異形なのかというと
関東大震災のあと、それまであった建物を建て替える際に
東大工学部の教授の設計で
古代インド様式の今の形に建てられたからなのだそうです。
その後この様式が他の寺院に取り入れられた気配はありませんから
多くの仏教者や信者に受け入れられた訳じゃないみたいですね。
ちょっとやり過ぎちゃったみたいですね。
僕のような好奇心の人間は見に来るでしょうけどね。

それでも縁あって参拝させていただいた訳ですから
お賽銭をあげてついでにお堂を見学させていただきました。
内部の掲示物には
「他力本願」という言葉の正しい解釈などの掲示がありまして
大変勉強になりました。

本堂の階段を下りたところで甘茶をふるまっていましたので
僕たちも一口いただきました。
その名の通りほんのり甘いものなのですね。

その後新富町まで歩いて
有楽町線で銀座一丁目に戻るつもりだったのですが
街角に立つ地図から想像するにかなり銀座が近いようなので
計画変更して銀座に向かって歩く事にしました。

途中JRAの場外馬券売り場に遭遇、
狭い歩道に溢れるように人だかりがしていました。
あとで知りましたがちょうど桜花賞の日だったのですね。
それにしても賭け事に熱中している人の姿は
あんまり美しいものではありませんね。
なんだか欲深い人間の本性を見るようです。
自分を見るような気がしてしまうのですね。

思いの外すぐに銀座中央通りに到着して
いよいよここからは銀ブラと言う訳です。

                              銀ブラなんて今では誰も言わないですね

日曜日のせいかホコテンになっておりまして
道路の中央を堂々気持ちよく歩くことが出来ます。
しかし家人にはそれでは不満らしく
片方の歩道を歩いていないと
気に入ったお店に所々寄り込めないという訳です。
もっともな話です。
僕も以前秋葉原のホコテンでそう感じたことがありました。

そう言う訳で中央通りの歩道を三越方面に向かいます。

                右手前に和光のビル、あちらに円筒形の三愛ビルが見えますね

三越、和光、日産ショウルーム、三愛ビルに挟まれた交差点を渡り
日産ショウルームを見物しました。
ショウルームには最新型の(当たり前ですね)
キューブとフェアレディZが展示してありました。
キューブの中に座ってみましたが
息子達が大きくなってしまった我が家には車内が狭すぎる感じでした。
フェアレディZはもちろんかっこよくて憧れですが
二人乗りでは話になりません。
ショウルームの2階に螺旋階段で上ってみると
コンピュータが置いてあっていろいろな案内が聞けるようになっていました。
それより僕たちにはそこに置いてあった
ミネラルウォーターのサービスが嬉しかったです。
美味しかった!

その後更に近くを徘徊、
正しく銀ブラをいたしました。

                                             紅茶の専門店


                                          チョコレートの専門店


                                            高級品の専門店

やっぱり銀座はいろいろなものがありますね。
若い頃はこうやってのんびり銀座を歩き回るのは
大人の人のやることだと思っていましたが
こうして大人になってみると
若い頃の方がよく銀座に遊んだ気がします。
銀巴里無くなっちゃったしなぁ。

それはそうと銀座という街は今も変わらぬ勢いで変貌し続けていまして
街角に次々新しい店がオープンしています。
そのぶんだけ以前からの店が閉店しているという訳ですね。
そんな中でも老舗と呼ばれる店が
頑張っているのを見るのは嬉しいことであります。
いかにも高級そうな洋品店や宝飾店にはお金がないので入れませんけどね。

その点喫茶店の老舗は値段が高いと言ってもたかが知れているので
昔から美味しいケーキで有名な
「ウエスト」という喫茶店でお茶を飲む事にしました。

                              静かなたたずまいのウエスト

ウエストは日曜日の午後ということもあってか
店内は大混雑でテーブルがあくまで少し待たされました。
リーズナブルなお値段で
昔からの銀座の雰囲気を味わおうという
僕たちみたいな考えの人が多かったみたいですね。
ケーキは予想通りに上品な味で美味しかったです。

美味しいケーキを食べて満足の僕たちは
ゆっくり有楽町線の銀座一丁目駅まで歩くことにしました。
来たときと反対側の歩道をいろいろな店を覗きながら歩くという訳ですね。
車道では所々で街角インタビューみたいなテレビクルーを沢山見かけました。
きっと「イラクの人質事件をどう思いますか」なんて
質問しているんだろうと思います。

ある店の前の人だかりが気になって覗いたら
あの有名なパンの木村屋でした。

                           あの有名な木村屋、写真の看板では木村家?

焼きたてのチョココロネがあんまり美味しそうだったので
つい一袋3個入りを購入
これを帰宅後のおやつとしました。

それにしても夕方が迫ってきたこの時刻には
銀座にはますますの人出でありまして
既に歩き疲れていた僕たちは早々に帰路につくことにしたのでした。

                                            凄い人出ですね

有楽町線にたどり着いて着座したらあとはもう眠いばかりで
我が街を乗り過ごさなかったのが不思議な位よく寝て帰ったのでした。
なお、自宅で食べたチョココロネやっぱり美味しかったのでした。

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