深川不動堂と富岡八幡宮



2008年01月14日


深川不動堂と富岡八幡宮
東京メトロ東西線に門前仲町という駅があります。
聞けばこの駅にほど近いところに
深川不動堂と言う成田山新勝寺ゆかりの
お寺があるというじゃないですか。
加えてすぐ近くに富岡八幡宮という有名な神社もあるのだそうです。
江戸三大祭の一つ「深川八幡祭り」は
この神社のお祭りなのだそうです。

それで真冬の寒さを押して
この隣接するお寺と神社に行ってみることにしました。
メトロの門前仲町駅の一番出口の階段を上ると
そこはもうすぐに深川不動の参道でした。

日差しは暖かいのですが風が冷たい日でした。
一番出口は参道の入り口に建っている大きな鳥居をパスして
参道の内側に出てしまいます。
僕たちはさっきから空腹を感じておりましたので
参道近くのお店を選んでお昼を食べることにしました。

鳥居の隣にあった「伊勢屋」という食堂でお昼を食べることにして
中をのぞくとこれが大混雑です。
会計の煩瑣を避けるためか
食券制になっているのはご愛敬ですね。
店に入る時点で食べるものを決めて入らなければいけない訳ですね。
しかし混雑に負けてここを離れると
また昼食難民になってしまうことは容易に予想できますので
中で待たされることを覚悟して突入します。
しかし内部は思いの外広くて二階もあるようです。
初詣客の混雑で各テーブルが相席になるのが気にならなければ
入ってきた客はほぼ着席できてまだ少し余裕があるようです。
しかし店は僕らが入った後から急に混雑の度を増して
あっという間に入り口に長蛇の列が出来ました。
人生とはタイミングですね。

美味しいエビ天丼で満腹になったボクは
(家人は深川丼)
ゆっくりと参道を歩きました。
松が明けてまだ間もないので
初詣客とおぼしき参拝客がほとんどのようです。
参道にはいろいろな屋台が建ち並んで
例によって達磨屋さんも見かけました。
値段は西新井大師で見かけた達磨と同じくらいでした。

初詣はまだまだシーズンです。
本殿に近づくと
階段の両脇に設置された大きな草鞋に目を引かれます。

わらじって書いてあるけど草履ですね。
その大きな草鞋に絵馬をつけた小さな草鞋が
無数に結わえ付けられていて
一つ一つに足が良くなりますようにとか
アキレス腱が早く良くなりますようにとか
足に関するお願いが書いてあるのです。
深川不動様は足の御利益があるものと思われます。
なかに混じって志望校合格祈願もあって
是非うまくいくと良いなと思いました。

境内にはほかにも自動車安全祈願の建物もあって
そちらには多くの車が整列するように並んでいました。

交通安全祈願受付処

そこから徒歩で1〜2分ほどのところに
有名な富岡八幡宮があります。
昨日までよく知らなかったけど。

富岡八幡宮は寛永元年からの八幡様の神社だそうで
境内には横綱力士碑があるのだそうです。
ううっ、見たい!

八幡様も初詣の参拝客でいっぱいでこちらはお寺と違って
柏手を打ったりする関係か一人一人の参拝時間が長くて
拝殿から参道にかけて長い長い列が出来ています。

荘厳な富岡八幡宮
列は決して崩れることが無く先頭の人は
心おきなく参拝が出来るのでした。
僕らは不動様参拝の直後でもあり
この列に加わることはしませんでしたが
乱れない長い列にしばし感心いたしました。

本殿の右奥に進むと横綱力士碑を見つけることが出来ました。

大迫力、横綱力士碑
個々には力士を思わせるような巨石に横綱力士碑と刻字してあって
一角の石には歴代の横綱の名前を彫り
また別の石には50連勝超の大横綱の名を刻む
相撲好きにはたまらない石碑群です。
昔、江戸勧進相撲が約百年にわたって
この富岡八幡宮の境内で行われたそうですから
相撲とのゆかりは深い神社な訳ですね。
今でも新横綱はここで奉納土俵入りをするのだそうですから
大したものです。

ここまで歩いて僕たちはあまりの寒さに家に帰ることにしました。
もっと暖かかったら清澄公園まで歩くことも考えていましたが
それはまた別の機会に歩くことにします。

ところで後で知ったのですが
大鳥居の横に伊能忠敬の像があるのだそうで
脇から境内に入って大鳥居まで行かなかった
我が身の不明を恥じたのでありました。
ああ、見たかったなあ、伊能忠敬先生。

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