荻窪界隈




2006年01月15日


荻窪界隈
西荻窪は魅力的な街だと聞いて見学してみることにしました。
しかしせっかく行ってみるなら西荻窪だけではなくて荻窪方面から
アプローチしてあのあたりの街並みを見たいと思ったのでした。
それで僕たちは新宿から中央線で荻窪を目指すことにしたのであります。

新宿駅では山手線から中央線に乗り換えるため
一度階段を降りてコンコースに出て別のホームにのぼります。
中央線のホームには丁度下りの電車が僕たちを待っていました。
僕たちが階段をのぼっていくと
「ドアが閉まります」と言うアナウンスが聞こえました。
僕たちは迷いましたが電車のドアはなかなか閉まりません。
どうやら間に合いそうなので意を決して車内に飛び込むと
ほぼ同時に僕の背中でドアが閉まりました。
ああ良かったと振り返ったら家内がドアの向こうにいるではないですか。

僕たちは無情にもドアのこちらと向こうで離ればなれになってしまったのでした。
ドアが閉まりましたのであっという間に電車は走り出してしまって
家内の姿は見えなくなってしまいました。
涙の別れの一幕であります。
それでも今は便利ですね。
僕たちはすぐにメールで連絡を取り合って
その次の駅の大久保で再会を果たすことが出来ました。
めでたし、めでたし。

家内を乗せた電車が僕を追って大久保に着きました。
誰でもケータイを持つ今の時代は
待ち合わせですれ違いなんて起きないですね。
良い時代です。

その後憧れの荻窪駅に降り立った僕たちですが
例によって下調べが不足気味で街を充分に楽しめているとは言えません。

荻窪駅、駅ビルにも興味がありましたが今回はスルーです。
どちらの方に歩けば繁華なところに出るのかわからないまま歩き回って
散々住宅街を探訪してしまいました。

住宅街ってどこも閑散としていますよね。
歩き回っているうちに
既に時刻はお昼を回って僕たちはすっかりお腹が空いてしまいました。
ところが日曜日のせいもあって開いていないお店も多いようです。
何とか西荻窪の駅まで歩いて駅付近のドトールで軽食をとりました。
美味しかったです。
腹ごしらえをしたら今度のこの駅付近を散歩します。

西荻窪駅は大きいです。

さすが西荻窪は駅前が非常に繁華です。
駅前の集積度が非常に高い割に道が狭くて
少々駅前が混み合っている印象です。
区が考えていた以上に街が発達してしまったのでしょうね。

密集度高い西荻窪駅付近。
その西荻窪のパワーは住宅地に浸透して
駅前に商店が密集するほかに
西荻窪一帯に文化的な店舗が散在していった印象ですね。
所々に興味深いお店がある不思議な街ですね。
それでもやっぱり小生の準備不足で
西荻窪の魅力を十分に感じ取ったとは言えなくて反省しきりであります。

西荻窪の街を散策しながら吉祥寺方面に足を向けると
女子大通りと言う通りに出ました。
これは名門「東京女子大学」に面した通りをこう呼んでいるようです。
ならばその東京女子大学の前を通ってみたいと思いました。

行ってみて驚きましたですね。
東京女子大学の門の前で僕たちはそのあまりの美しさに圧倒されました。

本物はこの写真よりきれいです。

さすが名門の女子大学、
門といい校舎といい庭の芝生に至るまで
惚れ惚れとする美しさです。
残念ながら僕には娘はいませんが、いたら入れたくなっちゃうくらいです。

門から中を覗き込んで校内の美しさに感動した僕たちは
思い切って門の守衛さんに敷地内の見学の許可をお願いしました。
そうしたら台帳に氏名を書けば許してくれるとのことでしたので
早速記名して校内の見学をさせていただきました。
嬉しかったです。

記名していたら守衛さんが
「お嬢さんが受験するんですか」とのご質問です。
僕たち夫婦が見学したいと言えば誰でもそう思いますよね。
僕はいたら受験させたいと思いながら
「いえ、見学です」なんて答えました。
なんて正直な答えでしょう、ばか、ばか。
守衛さんだって困るでしょう。

美しい本館、本当は校内で写真を撮ってはいけないんです。ごめんなさい守衛さん。
それでもちゃっかり校内をさらっと見学して
丁重に守衛さんにお礼を述べて東京女子大を後にしました。

更に歩いて吉祥寺に着く頃には僕たちはすっかり疲れてしまいました。
吉祥寺は大変な人出でした。

歩き疲れてからの吉祥寺はつらいですね。
この街は何度来てもいつも大変な人出です。
また機会を見てちゃんと準備をして吉祥寺を散歩したいと思います。
今回は吉祥寺の駅前から疲れた体をバスに押し込んで
我が町に帰ってきたのでありました。

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