熊谷


2013年5月19日

熊谷が最近の猛暑を「暑いぞ熊谷」とうたって有名になりました。
小生は埼玉県人でありながら未だ熊谷に遊んだことはなくて
いちど熊谷の町を歩いてみたいと思っていたわけですね。
本来なら今や熊谷のうりにさえなっている夏の暑さを体験すれば良いのですが
スケジュールが合わなくて夏が来る前の早めの熊谷町歩きをすることになりました。
(日和ったくせにスケジュールとか言ってるし)

日曜日の朝十時に家を出て電車で大宮駅に行って高崎線に乗ります。
寝ぼけていて宇都宮線に乗りそうになって慌ててホームを移りました。
何となく宇都宮線で熊谷に行けるような気がしてしまったのです。
宇都宮線がどう走っているのか良く理解してなかったんですね。
各路線と各都市の位置関係をもう一度おさらいしなくてはいけませんですね。
恥ずかしいことです。

熊谷駅に着いたのは十二時ちょっと前。写真の時計を参照。

最初に駅舎の一角にあった熊谷の観光案内所に立ち寄ります。
熊谷は初めてなので地図やパンフレットをいただきたいと申し出たのです。
するとカウンターの中の女性が熊谷についてのいくつかのチラシを下さり
丁寧な説明もしてくれました。
チラシをありがたくいただき案内所を辞して今度は腹ごしらえです。
なにぶん不案内な土地ですので地元の食事は次の機会に譲って
チェーン店のサンドウィッチをいただくことにしました。
駅を出たところにDECKSのコーヒーショップがありましたですからね。
大変美味しいサンドウィッチをいただきました。

ところで駅前には巨大なラグビーボールのモニュメントが飾ってありました。
なぜなのか調べてみましたら熊谷はメジャーなラグビー場を擁していて
「ラグビータウン熊谷」と名乗っているのだそうですね。
ラグビーのワールドカップを誘致しようとしてるようです。

駅前で見た謎のラグビーボール(大)。彼方に見える武将像は熊谷直実。

観光案内所でいただいた印刷物のうちの「るるぶ特別編集熊谷」のなかに
熊谷市の魅力を発見するおすすめ観光モデルコースというのがあって
それによると熊谷駅→星川通線シンボルロード→星渓園→片倉シルク記念館→
星川通線シンボルロード→熊谷駅と言うコースが良いようです。
なかなか良さそうなコースです。
で、これに乗っかることにして歩き始めます。

星川通線シンボルロード。川を挟んで二車線の道路です。鯉のぼりが元気よく泳いでいました。5月ですしね。

熊谷駅から星川通線シンボルロードはすぐでしたがロードそのものは結構長くて
その所々で星川あおぞら市を開催しておりまして興味深かったです。
ただ僕たちは今回電車で来ておりますので荷物が重くなるのは避けたいところでして
思うように買い物が出来なかったのは残念なことではありました。
今度来るときは車で来なくちゃ、ですね。
息子たちが独立した今、沢山買って帰っても
食べる人がいないのもまた事実ですけれどね。


ちょうど開催中だった星川あおぞら市。催し物も盛りだくさんでした。

テントに近づくといろいろな美味しそうな野菜などが売られています。
おそろいの真っ赤なあついぞ熊谷Tシャツを着ていますが
ズボンがばらばらなので統一感がありません。

街角で見た「くまがやのおいしい野菜のお店」。あんまり美味しそうだったのでトマトを一袋購入。

こちらのお店はどうやらお祭りとは関係なくて生産者の名前が付いた袋で売られていて
地産地消を掲げてがんばっているようでした。
地域の人に販売するのが目標のようでした。


市の文化財の「星渓園」。ちょうどお茶会をやっていました。
池を眺める美しい庭園があります。

庭園の一角で一組の結婚式の写真を撮っている人たちがいらっしゃいました。
そういう写真の背景になるくらい素晴らしいところなのですね。
お茶会は月二度程度開催しているようです。
予約すれば参加出来るらしいです。


有名な八木橋百貨店の「あついぞ熊谷温度計」。今日はまだ25度でした。

星渓園からほんの少し歩くと八木橋百貨店に到着します。
八木橋百貨店にはしばしばテレビで取り上げられた
「あついぞ!熊谷」と銘打った大きな温度計が設置されています。
ミーハーな小生はこの温度計を是非見たかったんです。
温度計は巨大温度計というわけじゃなくて
時々本物の温度計にあわせて看板の温度計の赤い部分を
長くしたり短くしたりしているようです。
それにしても「あついぞ熊谷」とは名コピーを作ったものです。

八木橋デパートに入ってみると
ちょうど7階で大新潟展というのをやっていまして
ちょっと見ていくことにします。
行ってみたら大変な賑わいでして新潟の物に混じって
東北地方の物なども売っていました。
この後電車で帰る身ですので買い物は自粛して
一回り見学する迷惑なサクラになったのでありました。

さらにすぐ上の8階で鉛筆画の個展をやっていると聞きましたので
そちらものぞくことにします。
松井画伯という方の切り絵下絵デッサンを発展させた鉛筆画なのだそうで
それは見事な鉛筆画が沢山展示されていました。
思いがけない眼福にすっかり満足した僕たちは
百貨店をあとにして駅に向かいます。

途中で大きな音楽が聞こえてきましたので行ってみたら
子供たちが鳴子踊りを踊っていました。
手に手に鳴子を持ってよさこい踊りですね。
音楽に合わせて統制のとれた見事な踊りでした。
ずいぶん練習したんでしょうね。

お祭りでやっていたよさこい。元気な子供たちが大勢いました。

筆者の住む町でもよさこい踊りが大変盛んです。
あの鳴子を持ってちゃきちゃきやるのがいいんでしょうか。
小生も以前土佐に行ったとき鳴子を買ってきました、使ったことはありませんけど。

テレビでも結構有名な「甲子園第二球場」。ユニークなお店らしいです。

このお店は店主が元甲子園球児だそうです。
高校時代は同世代のあの堀内投手から
ホームランを打ったそうですからたいしたものです。
堀内選手と言えば読売巨人軍の大投手で
後に巨人軍の監督までやった人ですからね。
すごいっす。

町歩きはそろそろ終盤でして歩き疲れてきました。
早めに帰らないと明日の仕事に差し支える年になりましたので
深追いはしないで帰路につくことにします。

ここから三峯山に行けるんですね。便利。

熊谷駅に戻って改札を通ろうとしたら秩父鉄道があるので行ってみました。
考えてみたら秩父鉄道は羽生から出て熊谷を通過して
寄居を通って秩父のさきの三峰口まで走るのですね。
昔東上線で寄居乗り換えで秩父に行ったことを思い出します。
東上線族の僕は秩父鉄道って寄居から三峯山に行く鉄道だって思っていました。

この時点で熊谷について4時間半ですので大体いつもの町歩きレベルです。
今回も楽しい町歩きで大変満足したのでした。

あっ!片倉シルク記念館に行くのを忘れていました。
行きたかったのにぃ。

戻る