陸上自衛隊広報センター
|
陸上自衛隊の広報センターというのが朝霞にあるというので
家内と行ってみることにしました。
自衛隊というと時節柄セキュリティチェックが厳しくて
自衛隊の敷地内に入ろうとすると
守衛の自衛隊員に銃で撃たれてしまいそうで
怖くて近寄れない雰囲気があります。
ところがネットで調べてみると手続きなしで
自由に入館できると書いてあります。
自衛隊の駐屯地には常時門のところに
守衛の自衛隊員が詰めています。
ですから自由に入館なんて信じられません。
不思議です。
半信半疑のまま車で朝霞駐屯地に
行ってみたのでありました。
駐屯地に行ったらすぐに疑問は氷解しました。
広報センターは自衛隊の門の外側にあったのです。
自衛隊の敷地の一角に自衛隊に
包まれるような場所で静かに存在していました。
知らない人にはわからないですね。
車を止めて館内に入っていくと
沢山の興味深いチラシやパンフレットがあります。
広報センターの案内チラシやイベント情報のチラシ、
フリーの自衛隊の情報誌などが所狭しと並んでいます。
さりげなく入隊申込者などもあって興味深かったです。
受付で館内の案内パンフレットをもらって中に進みます。
最初はエレベーターで２階に行きます。
エレベータを下りた目の前に大きな地球儀がありました。
自衛隊の活動が国際的になった今
この地球儀でここに遊びに来る子供たちに世界のことを教えようと言う計画ですね。
２階には自衛隊の歩みを示した展示があります。
１９６４年の東京オリンピックの際の聖火ランナーの持ったトーチと
今回のアテネオリンピックの際のトーチが
飾られていて興味深かったです。
展示ルームを出ると階下を見おろすように廊下がありまして
１階の展示物が上から見えるようになっています。
これが圧巻でありました。
何しろ階下に見えるのは最新鋭９０式戦車、
対戦車ヘリコプターＡＨ−１Ｓ通称コブラなど
マニアならずとも垂涎もののすばらしい装備群であります。
戦争は嫌いですけど兵器は格好いいです。
機能美の極致だからでしょうかね。
未来の自衛隊員が９０式戦車をバックにポーズをとっていました
階下におりて戦車や戦闘ヘリの
すぐそばまで行って見ることが出来ます。
しかし戦車ほど大きいと少し離れて見た方が
全体像が見えて楽しいですね。
対戦車コブラ遠景
その点コブラは操縦席とおぼしきところが
のぞき込めて面白かったです。
コブラには前後２席があるのですが
どうやら後ろの座席の方が操縦席のようです。
前の座席は銃座のように見えます。
 
前の座席 後の座席
２階天井からつるされて大きく開かれた落下傘も大迫力でありました。
落下傘というのはあんなに大きなものなのかと思いましたですね。
用途別にサイズは違うのでしょうね。
巨大落下傘の下にはちゃんと人形がついています
展示室のあちこちに装備の説明を読み出す端末がおいてありました。
シューティングゲームのコーナーもありまして
子供たちが何人もで遊んでいました。
装備を体につけてみる体験コーナーもありまして、
こちらも面白かったです。
防弾チョッキや空挺団のつける装備などつけてみました。
どれもかなり重くて膝の弱い小生には
長時間つけられるものではありませんでしたね。
防弾チョッキをつけて嬉しいうしろだにせ隊員
そのうち部屋の片隅の３Ｄシアターで
陸上自衛隊の装備を紹介する番組をやるというので
見ていくことにしました。
そうしたらこれが面白かったです。
陸自の持つ各種装備が紹介されていて心強い限りでした。
さらに屋外にはキャタピラの車両が何台も展示されておりまして
その中には懐かしい７４式戦車が展示されていました。
強そうであります
確かその前は６１式戦車だったですよね。
６１式も好きだったです。
屋外展示場で戦車群に見とれていたら
さっきの３Ｄシアターでレンジャー隊員の
訓練の実録番組をやるというので
そちらも見ていくことにしました。
これがまたすごかったです。
まさにしごきといえるような猛訓練なのです。
レンジャーと言われるような人たちは
自衛隊の中でも特殊な人たちなのだと言うことは
以前に本で読んで知っていました。
今日見た映像はその本で読んだとおりの猛特訓でした。
すごいです。
自衛隊と言うところは一般社会とはずいぶん違う世界なのだ
と言うことを感じましたですね。
３Ｄシアターを出て世俗に戻った僕は
さっき入ってきたときに発見した
売店が気になってしかたありません。
あの売店で戦車のブルブルか装甲車のブルブルが
売ってないかなって思っていたんです。
売店で一生懸命探したんですけど有りませんでしたね。
ブルブルの勢力は未だ陸自には及んでいないようです。
残念であります。
その代わりにチョロＱを買って参りました。
７３式小型トラック箱入り、家宝のチョロＱですな。
陸上自衛隊広報センターは楽しかったです。
こんなに身近にこんなに楽しいところがあるなんて
知りませんでした。
これでただなんですから信じられませんですね。
戻る |
|
|
|
