イタリア街




2007年12月31日


イタリア街
汐留にイタリア街が出来ているという話を聞いたので
行ってみることにしました。
ずっと前からそのうちイタリア街が出来るらしいという話を聞いていたので
いつ出来るのだろうと楽しみにしていたのです。
そうしたら知らないうちに出来ちゃっていたのですね。
もう少し広報して欲しいものです。
まあ、宣伝はきっとしていた訳でして
それがアンテナに引っ掛からなかった
小生サイドの問題なんですけどね。

で、遅まきながらこれを見学して話の種にしようという訳ですね。
もう面白うそうなところならどこでも行く訳です。

都営大江戸線で汐留駅についてこのあたりをうろうろします。
例によってろくに下調べもしないで来てしまったので
まずはあちこちに貼ってある近辺地図を頼りに
自分たちの居場所と行きたいところを調べます。
まるで旅行者ですね、そうだけど。

カレッタの亀の甲羅がある広場には
今流行のLEDによると思われる電飾畑がありました。

カレッタ前のLEDの海

LEDは白熱灯に比べて電力消費が少ないと言うことで
昨今はどこに行ってもLEDばかりです。
でもLEDだって電気を使っている訳ですから
無制限に飾り付けて良いはずはありませんですね。
それに最近のLEDの氾濫ぶりにはいささか食傷気味です。
素晴らしいものも過剰に使っては魅力が失せてしまいますね。
個人的には交通信号のLED化は
視認性が著しく向上して非常に有り難いと思っています。
使うべき場はいろいろ沢山あるのだと思います。

ところで汐留からイタリア街に行く道はなかなかわかりにくくて
と言うかわかりやすい道が無くて
いちど東京汐留ビルディング、汐留住友ビルの方に
迷い込んでしまいました。
東京汐留ビルディングには
コンラッド東京というホテルが入っているようで
どんなホテルか偵察しようと思って玄関に入ってみたら
広いとは言えない薄暗いロビーにボーイが数名立っていて
自動ドアを開けた僕たちの前にボーイが立ちはだかりました。
慇懃に
「どんなご用でしょうか」と僕たちを誰何します。
軽い気持ちでロビーをのぞく僕たちのような客を
拒否する姿勢に感じられます。
「いや、あの、ここはホテルですよね」と言葉を濁す小生に
「左様でございます」とボーイさんは毅然としています。
仕方がないので
「またきます」とホテルを出ましたが
異文化に触れてちょっと驚きましたですね。
あのホテルは宿泊客以外は出入りさせない覚悟の店のようです。
何かあってあのように頑ななのでしょうか。
あんな経験は初めてでした。

そこからほど近い場所にある汐留住友ビルには
ホテルヴィラフォンテーヌ汐留というホテルが入っています。
こちらはコンラッドのような排他的な雰囲気はなくて
ロビーにも自由に入れました。

天井の高い汐留住友ビル、超豪華。

見ているとチェックインした宿泊客はカードを使って
宿泊エリアに入って行ける仕組みのようです。
このあたりのセキュリティについての神経質さは凄いですね。
外国の観光客はこういうのを喜ぶのでしょうか。
筆者は違和感を感じてしまいました。

汐留界隈でさんざん迷った末に
日テレ前に戻ってきて見ると日テレ大時計がありました。
これはかの宮崎駿氏がデザインした時計だそうで
見た目の如く様々なからくりが施してあるようです。

写真を一枚撮ってその場を後にします。

更に辺りを歩き回ってやっとイタリア街への道を見つけました。
車道と一緒にガードをくぐるんですよ。
いやきっともっとフラットな地下道がつながっているんでしょう。
ありえない行きにくさだもん。

イタリア街について最初に目についたのは
大きくてきれいで立派なウィンズ汐留というビルでした。

正確には汐留ビルにウィンズ汐留が入っているんですね。

このウィンズ汐留から大勢の中高年の男性が出てくるのを見ました。
お洒落なイタリア街の真ん中でこのきれいなビルから
かかる人たちが吐き出されてくるのは不思議な光景でしたが
建物の内部をのぞいて疑問はすぐに氷解しました。
ウィンズ汐留はJRA
すなわち日本競馬協会の場外馬券売り場だったのです。
ビルの中は競馬の馬券を買う人たちでいっぱいだった訳ですね。

ウィンズの壮麗な建物の脇から
イタリア街の中心部に道が延びています。
美しい石畳が雰囲気を盛り上げます。
まるでイタリアにいるみたいです。

かっこいい車がよく似合うイタリア街の石畳


きっとイタリアってこんななんだろうな。

個々の建物と全体が醸し出すイタリアの雰囲気は
それは素晴らしいものでした。
欲を言えばもう少しイタリアに行ったかのような
雑貨の買い物が出来る施設が欲しかったですね。
高級イタリア製バッグなんか買えないんですからね。
通路を整備してもっと行きやすくして欲しい。
日用品雑貨のお店を充実して欲しい。
この二点が今後のイタリア街に望むことですね。

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