茗荷谷




2006年04月30日


茗荷谷
今回は茗荷谷は小石川植物園見学の旅であります。
池袋から丸ノ内線で二駅乗ると茗荷谷の駅に着きます。

真新しい茗荷谷駅
茗荷谷駅は以前は廃墟と見まがうような古いビルに
くすんだ駅舎をはめ込んでありましたが
数年前に大改装を行いまして今は昔の面影はなくて
真新しいビルの一階に駅があります。
昔に比べて本当に綺麗な駅になりました。

この駅周辺は大学や高校が多くて文教地区になっています。
駅を降りて池袋方面に少し歩くと跡見学園がありました。
この門の奥の広大な敷地に跡見学園の中学高校があるようです。

跡見学園女子大学は埼玉県の新座市にあります。

さらに歩くとお茶の水女子大学がありました。
お茶の水女子大学は言うまでもなく
日本の女子大学の最高峰の大学ですね。

これがあのお茶の水女子大学。
流石に国立の名門女子大学でありまして広々とした大学敷地に
荘厳な校舎がいくつも建っています。
ここに哲学者の土屋賢二先生や
数学者の藤原正彦先生がいらっしゃるのだと思いました。
構内を見たいと思いましたがそれほど時間もありません。
それに門のところには守衛さんが怖そうな顔でこちらを見ています。
写真だけ撮ってその場を離れます。

駅周辺を少し歩いているうちに昼食の時間になりました。
空腹にせかされて駅に戻って昼食をとることにしました。
駅前に「日本海」という夜には居酒屋になりそうなお寿司屋さんを見つけました。

店内は広々としています。
お昼の定食が920円というリーズナブルな価格設定です。
流石お寿司屋さんだけあってネタは新鮮で美味しい物ばかりです。
ここでおいしい刺身定食を食べまして
お腹いっぱいで小石川植物園に向かいます。

小石川植物園に向かう途中「播磨坂」という緑あふれる坂道を通りました。
この道は静かでおしゃれで
道に沿って豪華なマンションや高級そうなレストランが並んでいます。

小雨に濡れた木立の向こうに絵になるレストランがあります。
雑誌に出ているようなお店もあるようです。
一度はこのようなお店で食事をしたいものですが
昼食でお腹いっぱいでしたのでそれはかないませんでした。

道の反対側にパリの街角にありそうな
お洒落なスイーツの店を見つけました。

道の向こうに可愛いスイーツの店。
パリは行ったこと無いけどあんな感じですね、きっと。
とってもおいしそうです。
画面中央の女性像は佐藤忠良作品でした。

小石川植物園に到着したら驚いたことに
その日はみどりの日で入場が無料になっていました。
来園した人たちは皆一様に喜んでいました。

毎日がみどりの日なら良いのに。
僕たちとしてもみどりの日であることを
ねらってきたわけではありませんので嬉しい喜びです。
大人人330円の入場料をとくしてしまいました。

園内には見たこともないような不思議な植物がいっぱいあります。

画面左にあるのは何本もの幹が群生して立ち上がっている篠のようなものです。
変な木!

植物園の一番奥深いところに旧東京医学館本館があります。
今は博物館になっていました。
いかにも明治期の建物ですね。

たぶん昔からこういうたたずまいだったのですね。
中に入って驚いたのは柱や梁などの建築材料が
どうやら使い回しの物のようで
あちこち穴の開いた廃材を
上手に組み合わせて建ててあるようなのです。
昔は建材の確保も大変だったので
こういうリサイクルが上手だったのでしょうね。
それにしても国立の医学館にしてこの建築ですから
当時の日本が貧しかったことが偲ばれます。

館内には古い巨大な地球儀が展示されていたり
様々な興味深い展示物に目を奪われます。

巨大地球儀にはフランス語と思しき文字で地名が書かれていましたが
イギリスのインドとかフランスのインドシナとか書いてありまして
当時の列強のやりたい放題がよく分かる興味深い物でした。

館内を見学していると外は激しい雨になってしまって
しばらくはそのまま雨宿りを強いられてしまいました。

雨の植物園。これから帰るのでなければ風情のあるいいものだと思います。
小降りになったのを見計らって植物園の見学を切り上げて
帰路についたのでありました。
まだ植物園の大半は見ておりませんでした。
いいんです、入場料払わなかったし。

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