浅草



2008年10月19日


浅草
久し振りに浅草に行ってみました。
浅草寺の門前町ですね。
その浅草寺での近くで江戸時代の浅草を再現した
奥山風景というのをやっているというので
見に行くことにしたのです。

筆者は浅草は何度か行きましたが
仲見世を通り過ぎて浅草寺にお参りして
帰って来るというコースでしたので
実はほとんど浅草は知らなかったのですね。
今回浅草を徘徊してそのことにようやく気づきました。
無知というのは恥ずかしいことです。

僕たちは奥山風景を探すつもりで
(下調べもしないで!)
仲見世の裏通りに迷い込んで
その突き当たりで伝法院通りに出会ったのですね。

風情のある伝法院通り
伝法院通りでは
様々な衣類やアクセサリー、時計が
安く売られていました。
さらにはまんじゅうやお好み焼きの店まであります。
もう、なんでもありで、
その上お値段がリーゾナブルなんですね。

画面中央屋根の上にネズミ小僧次郎吉がいます
伝法院通りの華やかさに
目を奪われて吸い込まれるように
ふらふらとそのまま六区の方向に進みました。
六区ブロードウェイに出たところで
浅草演芸ホールを見ました。

おお、これがあの浅草演芸ホール
筆者は小学生時代からの落語ファンですが
子供時代に寄席に行くことは叶わず
もっぱらラジオ寄席の類を聞いていました。

長じてから40歳くらいの頃に
池袋演芸場、上野鈴本、新宿末広
などに何回も足を運んで寄席を楽しみました。
けれどまだ上野広小路亭と浅草演芸ホールだけは
行ったことがありません。
そのあこがれの寄席が
目の前に現れたわけですから嬉しかったですね。
ここにあるのか、という感じですね。
今度機会を見て是非来てみたいと思います。

寄席の前には出演者の名前と顔写真が並んでいて
大好きな大空遊平かほり師匠や昭和のいるこいる師匠、
さらには川柳川柳師匠までいるではないですか。
もうよだれたらたらです。
やっぱり今度見に来ようかな。

ところでこの辺りから僕たちは
もう自分がどこにいるのか
分からない状態になってきまして
(いわゆる失見当識ですね)
まさに徘徊しているようなものでした。

衣類、履き物、お土産、食品、おもちゃ、何でもありますよ。
すでに「江戸町奥山風景」の
イベントを探す目的は別にして
ただ本能のように面白そうな方向に
歩いてみていたわけですね。
正直言うと伝法院通り辺りの時代がかった店造りが
このイベントのことかも知れないと考えていた面もあります。

それにしても浅草の町は面白いですね。
商店街に歴史があるものですから
売っているものが良い意味で古いですね。
懐かしいものが普通に並んでいます。
同時に飲食店が古い構えの店が多いですね。
それに加えて客層が高齢者が多いですね。
町を歩く地元の人と思われる人の中には
戦前のこの町に似合うと思われるような
お洒落なお年寄りもお見かけしました。
街角に「モボモガ御用達」の文字を見たときは
流石に驚きましたですね。
なんだか戦前にタイムスリップしてしまったような
面白い町歩きです。

モダンボーイ、モダンガールですね

その後昔息子達が子供の時に家族で来た
花やしき遊園地の前まで行って外から眺めました。

花やしき遊園地浅草門、この奥に夢の世界が。
入っても仕方がないですからね。
そのままひさご通りに入り込んで
珍しい提灯屋さんに驚いたりしました。

各種提灯作っていました。
それから言問通りに出たわけですね。
もうそこには商店街はなくて
ただ大回りに浅草寺を一周することになりました。
もう一度仲見世まで歩いて雷門近くで売っていた
浅草寺本堂落慶五十周年記念壱両小判を
300円で買いました。

壱両小判 浅草勘定奉行
11月25日まで小判通用店と表示された店で
300円で通用するのだそうです。
さらにせっかくここまで来たのですから、と
シャトーカミヤゆかりの
神谷バーを見て置くことにしました。

なぜか懐かしい「神谷バー」
サンプル棚のデンキブランや蜂葡萄酒を見て
シャトーカミヤの記憶がよみがえって
満足の僕たちです。

ここまででもう僕たちは疲れました。
今回の浅草町歩きは
知らなかった浅草のふところの深さを
楽しむことが出来て満足の町歩きとなったのであります。
後で調べたら「江戸町奥山風景」は
浅草寺の境内で行われていたみたいですね。
すぐそば通っていたのに。

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