横田基地前




2010年09月21日


横田基地前
言うまでもないことですが東京都下の福生市は
横田基地のある町として有名です。
先日テレビを見ていたら横田基地前を走る国道16号線沿いと
その周辺にある国際色豊かなお店の数々が紹介されていました。
そこで我々も福生の町に遊んで
アメリカ風のお店を見に行こうと言うことになりました。

福生は朝霞からは武蔵野線で南下ののち
西国分寺で乗り換えて立川、拝島を経て福生に至ります。
下調べをしてみると一つ手前の牛浜駅で降りると
横田基地周辺を歩くのにいいようです。

牛浜駅はいい感じにローカルな駅でした。

駅周辺のお店は何となく横文字の看板が多いようです。
英会話教室の看板も見られます。
何しろ米軍基地に隣接した地域ですから
英語の先生は沢山見つかりそうですね。
牛浜駅から基地方面に向かって歩くと八高線の踏切があります。
この線は八王子と高崎を結ぶ線です。
踏切を越えるとすぐに横田基地の第五ゲートがあります。
第五ゲートはどうやら使われていないようで
門扉はぴったり閉められてひっそりとしています。

横田飛行場第五ゲート。普段は閉まっているみたいでした。

ゲートの前に基地に沿うようにして国道16号線が走っています。
さすがに国道は凄い交通量ですね。
ここから第二ゲートまでを散策するのが今回の計画です。
歩き始めてすぐのところにラーメン屋さんがあって
その前の街灯にドルOKの旗が下がっています。

ラーメンとか基地の人に人気があるのでしょうか。米国でも人気みたいだし。

街灯のドルOKの旗はこのところの円高に苦しむ基地の中の人に
基地の外の店を利用して貰おうというキャンペーンですね。
ドルのままの買い物をしてもらうことでで
円高の不利益を無くして販売促進をねらう考えですね。
興味深い試みです。

ところでいざゲート前の大通りを歩いてみると
思いの外に店舗数が少なくてなんだかすかすかの商店街です。
お客さんの数も少なくて米兵さんも日本人も大変少ないです。
土曜日の午後なんですからもっと人出があっても良さそうなものです。

どうやら基地内の商店が充実しているようで
基地の外でお買い物する人は少ないようなのですね。

それでも古着の店や雑貨の店や家具の店などが目を引きました。

古着の店はもちろん雑貨の店も家具の店もアメリカのにおいがします。
もちろんそれは看板が横文字であるとかと言うことではなくて
中の商品がポップなアメリカそのものだということです。
正しくは僕たちの考えるポップなアメリカと言うことですね。
僕はギブミーチョコレートの世代ではありませんが
その少し下なだけですから戦後のアメリカ文化に対する理解も
少し分かる気がします。
それに筆者の育った街には筆者が高校生になるまで
歴とした米軍基地があったくらいですから
自ずと米国文化に触れる機会があったわけですね。

雑貨のような古道具屋のような。米兵の人たちが使い古した古き良きアメリカの香り?


かなり面白そうな店です。実際面白いです。
その中のいくつかの店に入り込んで
何か欲しいものがあるかのぞいてみましたが
残念ながら欲しいものはありませんでした。

こういう店はきっとアメリカの人にとっての方が懐かしくて面白いんじゃないでしょうか。

他にも喫茶店やピザの店、ラーメン店などが興味深かったです。

やっぱり米国仕様のピザ屋さんですね。
ただお腹がすいていなかったので
食べ物屋さんには入れませんでした。
タトゥーのお店があったのには驚きましたですね。
 
そういえば米兵の人たちはよくタトゥーしていますよね。

そのうち第二ゲートに到着しまして
こちらはゲートとして機能していて多くの車が出入りしていました。
一台一台門番の兵士が出入りの車をチェックしている姿は
この基地が占領軍の基地であることを思い出させてくれます。

本物の物々しさが漂う横田飛行場第二ゲート。
昔朝霞基地の金網に
無断で基地内に立ち入ると射殺されることがあります
みたいなことが書いてあったのを思い出しました。

そこから進路を西に向けて福生駅に向かいます。
帰路においてもラーメン屋さんやレストランなどが散見されました。

なんだか不思議な雰囲気のラーメン屋さん。基地の人が食べにくるのでしょう。


お洒落なピザ屋さん。ポストモダンアメリカン?(半可通)。


福生駅周辺は繁華な町になっていてなんとなくほっとします。
画面の右側には大きいビルが乱立しています。
ほんとだよ。

そういうわけで飛び出すように家を出た割には
短い時間で異国情緒を楽しめた土曜日の午後なのでありました。

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