秩父



2007年10月07日


秩父
埼玉県は西側のほぼ半分が山地です。
その中心都市は秩父という町です。
地方都市として栄えて同時に
秩父神社の門前町でもあったため栄えたのだそうです。
ほかにもセメント産業もあったように記憶しています。
有名な武甲山ですね。

いつもの僕たちなら東上線で寄居まで行って
秩父鉄道に乗り換えて秩父まで行くのですが
今回は自動車で行ってみることにしました。
筆者は若い頃仕事でよく関越自動車道の花園インターまで行きましたので
秩父はその少し先と思えばそれほど苦にはなりません。
実は運転それほど嫌いじゃないんです。
寄る年波でめんどくさくなっているだけです。

車で行った秩父市ですがどこに車を置けばよいものか少し迷います。
結局秩父鉄道の秩父駅にたどり着いて駅前の駐車場を探すことにしました。

地場産業センター
そうしたら駅ビルが地場産センター物産館という建物になっていて
そのための市営駐車場があるようです。
駅前で係のおじさんが止める場所を誘導してくれました。

秩父鉄道の改札口は趣がありました。

秩父鉄道秩父駅改札
今度はこの鉄道を使ってこの町に来たいものです。
ひとしきり物産館を見学したあと秩父の町に出てみることにしました。
物産館で貰った地図を頼りに西武秩父駅まで歩いてみることにします。
幸い市内の歩道のそこここに小さな櫓のような道路標識が立っています。

あちこちに立つ道路標識
秩父の町並みは昔から栄えた町特有の文化の香りがします。
古い建物の映画館や歴史のある本屋さんは高い文化そのものですね。

由緒正しい松竹秩父国際劇場

歴史ある読書クラブ

リサイクルショップとお菓子のお店
町並みを作る商店の一つ一つがいい味を出しています。
途中で慈眼寺というお寺を見かけたので寄り込んで参拝します。
ここのお寺は眼病に霊験あらたかと言うことで
目薬の木とか目薬の飴を売っていました。
目薬の木は煎じて飲むのだそうです。
境内の一角に設けられた休憩所で持ってきた麦茶を飲んで喉を潤します。
相変わらずのチープな町歩きですね。

しばらく歩いて西武秩父の駅に到着しました。
西武秩父駅に着く前に大きな「どこいくべえ」の説明看板を見ました。

どこいうくべえはここにあります
これによると市内100カ所に「どこいくべえ」の標識が立っているのです。
道理でたくさん見かける訳ですね。

西武秩父駅に着くと驚いたことに大規模な商店街が駅に付属していました。
その名も西武秩父仲見世通りと言うのだそうです。

西武鉄道秩父駅にくっついている西武秩父仲見世通り
まさかここまで来てエキナカ(えきそとだけど)に出会うとは思いませんでした。
中央の広場では勇壮な秩父夜祭りの太鼓を有志の方達がたたいていました。
メンバーは少年達のようでしたがそれは見事なものでした。

西武秩父駅はなかなか立派な駅でありまして

ちょっと山小屋風の西武秩父駅
池袋から飯能乗り換えで1時間40分くらいで着くようです。
時間によってはレッドアロー号でもっと早く到着するようです。
西武線、凄いです。

ここからはさっきの秩父鉄道の秩父駅に戻ることにします。
戻る途中秩父鉄道の線路に小さな「御花畑」という駅がありました。

御花畑駅に至るスロープ
この駅から秩父駅まで一駅乗ってみようかと思いましたが
時刻表が折り合わず乗るのは諦めました。

秩父鉄道路線図および運賃表
線路に平行した細い道を進むことにします。
この細い道はどうやら旧道であるらしくてさっき歩いた太い道よりも
古い建物がたくさんあります。
古い飲食店や古い煙草屋さんや古い医院などが目白押しです。
 
パリー食堂

小池煙草店

重みのある古い医院建物
圧巻です。

まっすぐ歩いていくと秩父神社の門に行き着きます。
この神社には元からの神に加えて秩父宮も合祀されているそうです。
あの有名な秩父夜祭りはこの神社の例祭なのだそうです。
大きい神社のはずですね。

秩父神社本殿
社には巧緻な彫刻がたくさん付属しています。
なかでも「つなぎの龍」呼ばれる左甚五郎の彫刻が有名です。

つなぎの龍、所々鎖でつながれています。
さらに社北側の「北辰の梟」は学問の神と言うことで信仰を集めているそうです。

北辰の梟、学業成就、秩父神社。ふくろうは頭がいいらしいですね。
中学の頃北辰テストという業者テストを受けた記憶がありますが
あの北辰の名前はここから来ているのかと思いましたですね。
(北辰図書のHP見たらやっぱりそう書いてありました)
ほかにも「お元気三猿」のよく見てよく聞いてよく言う
と言うのも興味深いことでありました。

お元気三猿。日光の三猿とは正反対ですね。
僕たちは秩父神社の素晴らしさにすっかり感服いたしました。

道の反対側にあったまつり会館に心ひかれましたが
時間切れで閉館していました。
どうやら我々ももう帰る時間のようです。

帰りに「地場産センター物産館」でいくつかの地場産物を購入して
大満足で帰路についたのでありました。
帰りは渋滞に巻き込まれて家に着いたのは8時過ぎなのでありました。

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